
24日は議会の有志議員による勉強会の日でした。本年度の夏期研修会は「飛騨の地質と地質学から見たジオパーク」というテーマで、講師に久々野町にお住まいの坂本雄一さんをお迎えし、午後4時から6時まで研修させて頂きました。会員は15名ですがやむを得ない事情の2名をのぞき13名の参加で、「飛騨高山まちの博物館」の研修室で実施して頂きました。 研修内容としては
@ジオパークとは
A飛騨にはジオパークとしての魅力があるのか?
Bジオパークになるメリットは?
Cジオパークになるために必要なこと
についてお話し頂くと共に、特にCについては
・地元にしっかりした研究機関が無いこと。
・地質巡検や観察会の実績がないこと。
・地質の説明などを行う看板などハード面での実績不足。
・自然案内人の不足とその教育に対する取り組みがないこと。
・地質の説明用のパンフレット不足。
・周辺自治体との協力と連携不足。
等のご指摘を受けました。
特にジオパークとしての認定を受けるためには、地道な地元の継続的活動が不可欠であること、4年毎にジオパーク継続への審査があること、特に地元にはジオパーク継続への熱意gaがあるか、その経済基盤は揺るぎないものとなっているのか等が審査の判断基準となるとのご指摘も受けました。特に
ジオパークになることが目的の活動では長続きしない。特に市民への啓蒙活動も含め、行政の全面的なバックアップがなければ難しい活動でもあると指摘頂きました。
特に下呂市小坂町の地域の皆さん挙げての活動は、高山市内の取り組みよりも一歩も2歩も先を見据えた活動を実践されているとの事でした。これからはこうした様々な課題を克服していくためには、行政サイド、市民サイド、研究者のサイドそれぞれの立ち位置で努力を重ねる必要があろうとの解説と指摘に、一同いたく共感しました。

1