
午後7時30分からのNHKテレビ「クローズアップ現代」を見ました。”人口・財政縮小時代の、住民自身による町の「仕立て直し」を考える”と銘打った特集でした。本当の意味でのコンパクトシテイのあり方をクローズアップしたものと感じました。 今日は午後から文教産業委員会があり、今年度の委員会の重点調査事項について議論しました。その中の一つに「協働のまちづくり」に市民と行政がどう対応していくかの課題があります。協働のまちづくりの根本課題はまさに「人口・財政縮小時代」にどう対処していくかの問題であると認識しています。
合併特例が切れる27年からの10年間を想定する「高山市第8次総合計画」において、どうしても避けて通ることの出来ない大きな課題でもあります。わが町の身の丈をわきまえ、つつましくも元気のあるまちづくりを目指すことでもあると認識しています。以前一般質問でも取り上げ「クリエーティブ・シュリンケージ」という言葉で表現した内容です。
委員会の議論でも「協働のまちづくり」を市民に説明しているが、市民活動推進課と地域政策課の足並みがそろっていない。既存の地域組織を行政の下請けにして欲しくない等の意見、市民協働条例か総合計画条例か、市民参画条例の位置づけは? 等課題が浮き彫りにされました。総務厚生委員会でもこの課題は重複して取り上げていますので、今後協働して取り組むことになると考えます。
高山市は10市町村の合併という大きな合併であり、それぞれ地域の課題も様々です。一つの形の中に押し込めるのではなく、柔軟な対応も必要と考えているところです。多様性をどこまで認めるかも一つの解決策になるのかもしれません。
それにしても「人口・財政縮小時代」にどう対応するか、「高山市第8次総合計画」に取り組む3つの常任委員会それぞれに当てはまる前提条件でもあると考えます。

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