
昨日8月22日の文教産業委員会定例会に、7月27日視察した島根県雲南市の小規模多機能自治についての視察報告書を提出いたしました。
高山市も地域住民主体の分権型組織を立ち上げて2年が経過したところです。しかしこの「まちづくり協議会」については、しっくりといかない不協和音が続いている状態です。
平成27年開催の議会による「地域別市民意見交換会」においても、実に117件もの意見が寄せられました。多くが組織とその運営に対しての不満でした。
こうした住民自治による分権の形の先進事例として、島根県雲南市の「小規模多機能自治による住民主体のまちづくり」について今回視察をさせて頂きました。多くの実践例を学んできましたが、今回はその事例を参考にし、高山市における課題についてレポートさせていただきました。
こうした高山市の住民自治による分権の問題について、「まちづくり協議会」は3年目を迎えて行政もその検証に乗り出しています。組織とその運営について足らざるところを拾い出しており、より良い制度となるよう改善に向けて行動です。
文教産業委員会では、議会もこの際独自にその検証に動き、チェック機能を果たす中で提言等に結び付けるべきであると、視察し、調査してきたところです。
今回提出した報告書では、
@今回の調査目的
A雲南市の概要
B雲南市の小規模多機能自治による住民主体のまちづくりついて
C今回説明を受けた雲南市の取り組みの特徴と留意点
D雲南市の取り組みを研修しての留意点
E我が国の地域内分権推進の拝啓
F地域内分権とは
➇高山市のにおける地位k内分権を推進するためのいくつかの課題ついて考える
H議会主催の地域別意見交換会に出されたまち協への不満
➉高山市にける課題:行政内分権と住民自治によるまちづり
J地域内分権の解説モデル
の項目で構成しています。
地域内分権の考え方からすれば、もう少し大局的見地から政策の全体像を説明すべきだし、行政が受け持つべき産業振興部分委ついても、行政内分権の動向も踏まえ市民に説明していくことが必要ではないかと指摘させていただきました。
http://www.nakada-seisuke.com/h28.7unnansi/unnansi.pdf
でご覧ください。
ローカルガバナンス研究所木原勝彬しが提示されている地域自治の仕組みづくりにおける留意点を掲載しておきます。今後の検証における大切な要素ばかりです。

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