
富山市の中心市街地活性化基本計画の視察調査に出かけてきました。公共交通網を充実させることで、車に頼らないまちづくりを進め、高齢者が多くなる事が予想される将来へ向け、コンパクトシテイを目指したまちづくりを進める富山市です。そうした上でまちなか居住を推進し、中心市街地のにぎわい復活を目指しています。
そこで噂の富山市のライトレール「ポートライナー」を体験してきました。富山市は北陸新幹線の富山新駅建設の為には、資金面・工期工法的観点から、JR富山港線の路面電車化を採らざるをませんでした。富山新駅の建設には鉄道の高架化も必要であり、高架化後は路面電車をその下を通して、ライトレールを駅南中心市街へ延ばし、環状線とする計画です。富山城周辺をライトレールが運行される日も、遠くないようです。

運転席もコンパクトな配置で、低床、大きなドアーで乗り降りも楽なバリアフリー仕様です。
市の活性化計画への取り組みも今回の調査のテーマでしたが、総曲輪地区の再開発と民間再開発事業組合の計画する都心居住と商業開発の実情についても調査してきました。総曲輪通りと中央通りの商業的格差の広がりは、3年前に視察してきたより拡大しているようでしたし、生き残りの為の手法も違ってきているようでした。又、まちなか居住への助成策も対象を拡大しており、中心市街地活性化エリアもそれに伴って拡大されていました。

新大和横のイベントスペースはそれなりの集客効果を上げているようです。当日は商店街の休日でしたがバレンタインデーのチョコ売り場が健闘していました。「公共交通の利便性の向上」と、「にぎわい拠点の創出」、それと「まちなか居住の推進」この3つが富山市の中心市街地活性化の3本柱です。

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