ヴァンダレン・シウバ似の刺青野郎ヴィン・ディーゼルの
『バビロンAD』を試写で観る。
傭兵くずれの主人公が、秘密を背負った
少女を救い、
世界崩壊の危機を防ぐというおきまりのパターン。
大して面白くないが、上映時間が
90分に収まっているのがミソか?
(最近の映画は、長い長い。)
ロシアマフィアのボス、ジェラール・ドバルデューは、デブになってて誰かわからなかった。
あと冷酷に銃を撃つ悪の女教祖に
シャーロット・ランプリング。
この女(ヒト)は、いつまでたっても変わらないな。
ということで、本日紹介は、彼女が主演の
『愛の嵐』 のビデオ。
シャーロット・ランプリングと言えばコレしかない。
半裸で長い黒手袋、
ナチス帽をショートの頭にサスペンダーで唄う、その姿は一回観ただけで
トラウマになるシロモノ。
ジェス・フランコ辺りの
ナチス女収容所ものも、女流監督リリアーナ・カヴァーニが撮ると文芸の香りがする。
相手役に
『ベニスに死す』のダーク・ボガード。
『地獄に堕ちた勇者ども』の
ヴィスコンティ的な退廃も感じさせる。
二人して路上で殺されるラストも、
救いがなくてイイ。
オークションしたいひとは、こちらを見てね。
ヴィン・ディーゼルの出世作
『トリプルX』のビデオもあるよ。

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