今年最後の映画鑑賞は、押井守の
『アサルトガールズ』だ。
年始に監修の
『斬 KILL』を観たので
<押井に始まり、押井に終わる。>感じだ。
1984年の
『うる星やつら2ビューティフル・ドリーマー』から、劇場公開作は、ほぼ網羅している好きな監督。
独特の世界観(
世紀末的な都市風景)と
夢か現実かわからないプロット。
銃器・ゲーム・立ち喰いに到るまでの細部に渡ったこだわりの
オタク魂が好きだ。
『紅い眼鏡』、
『機動警察パトレイバー2 the Movie』、
『KILLERS キラーズ』みたいな傑作もあれば、
『ケルベロス地獄の番犬』、
『トーキング・ヘッド』、
『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』のような、なんじゃコレはな作品もある。
ふり幅の大きいのも魅力だ。
で今年最後は、押井監督関連がないので
『斬 KILL』に参加していた
深作健太監督のデビュー作
『バトル・ロワイアル2 鎮魂歌<レクイエム>』 のビデオ。
こちらも、ゲーム感覚はオタク風味です。
志なかばで他界した父、深作欣二の後を継いで完成させたシリーズ第2作。
筆者には、完成された第1作より
荒削りだけど、これの方が好み。
ビートたけしから変わった暴力教師、
竹内力の大演説が見所です。
(戦後にアメリカに爆撃された国の名前を次々と言う。)
ラストに流れる主題歌
「真夜中少年突撃団」も泣かせます。
ところで、
『アサルト・ガールズ』の話にもどるが、
GAMEを映画化した映画は多いが(どれもGAMEよりつまらない。)
映画そのものをGAMEにした のは初めてではなかろうか?
(雨宮慶太の
『ゼイラム』がソレっぽいが。)
『真・女立喰師列伝』、
『斬 KILL』のラストエピソードを元に
『アヴァロン』の世界観で、一本のゲームを作ってしまったのは、ある意味
<押井守サーガ>と言える。
オークションしたいひとは、こちらを見てね。
今年の更新はこれが最後です。
2009年のベストテン
1.空気人形
2.あんにょん由美香
3.マンマ・ミーア!
4.激情版エリートヤンキー三郎
5.ディザスター・ムービー!おバカは地球を救う
6.イングロリアス・バスターズ
7.96時間
8.罪とか罰とか
9.少年メリケンサック
10.アサルトガールズ
次点 SOUL RED 松田優作
それではみなさま、よいお年を‥

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