昨日(3月8日)のBS-2で
『タワーリング・インフェルノ』を見る。
1974年、中坊にあがるかどうかの頃、
お正月に
『大地震』、
『エアポート´75』が公開され、
『サブウェイ・パニック』なんて犯罪映画もひとくくりにされた
<パニック映画ブーム>のなかで、ワーナーブラザースと20世紀FOXが両社ともに、
ビルの大火災映画を企画していて、
「じゃあ、一緒にやるべ」と
オールスターキャストで描いた夏休み超大作。
消防士がスティーブ・マックイーン、ビル設計士にポール・ニューマン。
主役の2人が、
もうこの世にはいないと思うと感慨深い。
監督は、
アーウィン・アレンと
ジョン・ギラーミンの共同作業。
ふたりのキャリアの中でも最も成功した作品であるのは間違いない。
以後、この作品に味をしめて
<トホホな超大作>の2大巨匠となる。
で今日紹介は、ジョン・ギラーミン監督の
『シーナ』 のパンフレット。
<女ターザン物>というオタク心をくすぐりながらも、ちっとも面白くないB級大作。
主演は
『ミラクルマスター/七つの大冒険』等、一部マニアに評価が高い
タニア・ロバーツ 。
TVシリーズ
「チャーリーズ・エンジェル」の最後のエンジェルが代表作か?
ところで
『タワーリング・インフェルノ』の話にもどる。
ビルの中の限られた空間内での極限状態は、後の
『ダイ・ハード』に影響をもたらしたと思われる。
クライマックスは
ビルの貯水槽を爆破して、その水圧で大火災を消化するというのだが、30年以上経つとリアルじゃない。
なんといっても、
ワールド・トレードセンタービルが中心から崩れ落ちるのをREAL TIMEで見ているからだ。
ラストのマックイーンのセリフ
、「今回の死者は200人以内だったが、いずれビル火災で1万人以上が死ぬだろう。」は、
もしかしたら、
9.11を予言していたのか?
オークションしたいひとは、こちらを見てね。
ギラーミン監督の
『クロスオーバー・光と影』のビデオもあるよ。

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