映画の原体験のはじめは
プロフィール的には小学校5年生のときの
『ドラゴン怒りの鉄拳』となっているが、
これは
記憶が定かであるものだ。
実際は、親に連れられミナミの映画館で、ディズニー映画
(『プーさんと大あらし』と動物ドキュメント)や
漫画映画(
当時はアニメとはいわない)を観た。
学校帰りにポスターが貼ってあって、近所の映画館(長野劇場)の
怪獣映画に連れていってもらったこともある。
<ミニラ>が出てたから
『ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃』だったと思う。
当時の怪獣映画は日本映画の花形。
大映
『大怪獣ガメラ』、松竹
『宇宙大怪獣ギララ』、日活
『大巨獣ガッパ』と
亜流は多いが決定版は何といっても
東宝の
『ゴジラ』だ。
で今日はその
『ゴジラ』シリーズの異色作
『ゴジラ対ヘドラ』 のビデオ。
監督は、いつもの本多猪四郎や福田純じゃなく新人の
坂野義光。
駿河湾のヘドロから生まれた<巨大オタマジャクシ>ヘドラとゴジラが対決。
この時のゴジラはダイエットしてるのか細身で、
なんと火炎噴射で空を飛ぶのだ。 (しかもシッポを丸めて後ろ向きに)
どう見ても変だし、公害の恐怖を描くアニメーションや
サイケな音楽は、<ゴジラ>シリーズのパロディにもみえる。
子供にも分かりにくかったのか、これ以降、坂野監督作品は
1本もない。
さて<ゴジラ>シリーズが長続きしたのは、2本目の
『ゴジラの逆襲』で
大阪城の堀に落ちて死んだ
アンギラスのおかげである。
<大怪獣の脅威>という
SFから
<怪獣VS怪獣の対決>の
プロレスに見せ場が移ったのだ。
以降ゴジラは、モスラの幼虫に負けたのとキングコングとの引き分けを除き全戦全勝。
なかにはゴジラ、ミニラ、ラドン、モスラ(幼虫)、アンギラス、バラン、バラゴン、ゴロザウルス、マンダ、クモンガの10匹でキングギドラと戦う
ほとんどイジメのような
『怪獣総進撃』まである。
オークションしたいひとは、こちらを見てね。
モスラとタッグでエビラと戦う
『ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘』
ラドンと一緒にキングギドラを倒す
『怪獣大戦争』のビデオもあるよ。

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