囲碁を楽しむようになって30数年、最近は進歩のない自分の棋力に向上心も失せ気味です。大学2年の頃になります。下宿の近所に住む当時初段を自認していた囲碁仲間に「囲碁は感覚の勝負なんだよ、お前は感覚がねえな〜」と言われて一念発起、古本屋に山積みされた囲碁雑誌を買い込み、沢山のプロの碁をならべて必死に感覚を養い形を覚えるといった鍛錬をしました。そいつに勝てるようになるのに半年も掛かりませんでしたね。そもそも「よい感覚」とは先を読まなくとも「たちどころに良い手が見える」ということであり、それはやはり一定の訓練をしないと身に付かないものなのですね。今のようにぼちぼちペースでネット碁を打ち続けるだけではなかなか....さて今回はその感覚の問題です。ありきたりの序盤の一手のように見えますがこのあたりにもきっと感覚の差が出てきます


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