世界を旅するパフォーマー 松島 誠のブログ

寝たけど朝３時くらい目が覚める。
時差ボケボケだ。あまりチャンスがなかったので久しぶりにちびバイオに向かう。しかし、ネットにはつながらない。そのままじわじわと夜が明けてくる。最近東京の自宅でわざと窓開けて寝て朝日のまぶしさに起こされてる。が、朝焼けは久しぶり。やや曇り。コンサートホール着くとおじさんたちすでにスタンバイ。
「マーコトー」手を振る、マイクさん、リチャードさん、ジョージさん、そして今日到着、ピアノのアートさん。ジョージさんはスイスから、リチャードさんはＮＹから、アートさんはここから６０マイルの、、、どこだっけ、、から自分の車で。
みんな僕より年上だ、４６、５０歳、もうリチャードさんやアートさんに至ってはいくつなのか、、、？６０？７０？
元気な爺さんたちだ。

もう、ジャム・ジャム・ジャム。
こんなに何時間も踊り続けたのは久しぶり。
しかも、手練れのミュージシャンたち。
おおお、と自分でも知らないマコトーを引き出してくれる。
ケンゾウさんもたまちゃんもまたうまくなってるよね。ケンゾウさんはしなやかさが増してる。たまちゃんは余裕がでてるねえ。化学反応、花火のような、スパーク。
自分の中ではリチャード爺（violin）とのソロ対決の瞬間に鳥肌。
ジョージ（ドラム・パーカッション）と声でデュエットも可能性を感じた。音源録音とともに、ビデオ撮影。嫌いなんだなあ。気が抜けない。観客と同じようにカメラとでもコミュニケーションできれば違うのか。ちと、コンサートホール、床固かった。筋肉は悲鳴、間接はあちこちきしきし言ってる。


終わってマイク宅でスタッフも一緒に夕ご飯。
人なつっこい黒いプードル（大きい）兄弟オビとがお出迎え。
奥の庭向こうには川が流れ、ああまさにアメリカンドリームな素敵なお家。
遅い夕飯は僕とマイクが担当。
マイクはバーベキュー。僕は中華担当。
青梗菜の炒め、マイクのサーモンバーベキューにあわせて豚肉とキきゅうり（キューカンバーでかい！）の四川風（にしたかった）味噌炒め。＋マイクが肉ダメなので海老とブロッコリーのミルク煮。
マイクのバーベキューサーモン最高！サーモンはここいらの特産らしい。
シンプルな料理はいいね。オレゴンの焼き魚定食。
僕のはといえば、、うむむむ。みんなうまいとたいらげてくれたが。、、いまいち。
せめて紹興酒あったらなー。と自分に言い訳。残念なり。次回に期待ね。家からもってくるべきです。でも、いつもかばんに花椒とトウチーって、、、、。どうかね。
さて明日本番。

夢の中で汽笛が鳴っている、ガタントンガタントンガタントンとだんだん近づいてくる。フォッフォーッと聞いたことない汽笛は頭のすぐ近くに。
はっと目が覚めると窓の外、貨物列車が通過している
あれここどこだっけ、、、、。旅はいつもこんな感じ。

オレゴンです。
昨日の朝つきました。
緑が多い町。空気が違う。
昨日は９時間半のフライトで朝着、荷物を置いてすぐ劇場へ着いて舞台・音響セットアップを手伝っていたけど午後遅い時間にはもう限界。前日の飛行機の中ではあまり眠れなかったので、日本時間でまるまる徹夜、続けて翌朝作業なのだ。マイクさん僕たちもう寝ます、とあくびしながら断って、大学内の宿舎へ。バタンキューっ。
深夜２時頃アムステルダムからケンゾウさんも着きました。
ケンゾウさん南回り２３時間のフライトでかなりお疲れの様子寝ています。
今日はＷＩＬＬＡＭＡＴＥ大学の交換留学生の授業。クラスの生徒が作った映像作品を見ます。その後テクリハ、明日土曜日には朝から晩まで今回の目的のひとつレコーディング。ひと休みはレコーディング、公演が終わってからか。
空港への迎えはマイクさんが自分の車で来てくれた。マイクさんも相当お疲れ。
今回は彼の仕切り、なにからなにまで彼がやっているのだ。
助成金は取れたもののアーティストの旅費と滞在場所、パーディアムのみだ。
ギャラは公演収入がそのまま分けられる。
今回の大きな目的は、レコーディング。
これからやる公演と、そのテープをもとに申請して次回のでかいグラントが取れるかどうか。このＷＩＬＬＡＭＡＴＥ大学の音楽科の教授の彼がただの大学の先生に納まらず、自らの音楽表現の可能性を探る将来への布石というわけだ。
未だ誰も泊まった事がないかのような白い宿舎には文字通り何もなく、途中、マイクさんとアメリカらしい巨大なスーパーで（彼曰く最小クラス）ケトルだけ買って朝ご飯に備える。冷蔵庫には、すでに、パンとハムとモッツァレラチーズ、ミルク、オレンジジュース、コンチネンタルブレックファーストの準備、泣ける。
テーブルの上には前回東京の公演で僕が本番前バナナばかり食べていたのを覚えていてくれたのか、黄色いやつがそっくりかえって「がんばってくれ」と言っていた。
ありがとうマイクさんがんばりまっす。

今月末からオレゴンで、撮影、レコーディング、公演です。

http://www.willamette.edu/~mnord/stage/leapposter3.pdf

パパ・タラの、ひとつの目標。ＮＹ公演。パリのパリ市立劇場と並び称される、BAM（ブルックリンアカデミーオブミュージック）の公演に再び出演します。現在、BAMのHPで、Ship in a Viewの宣伝映像が見られます。お時間あれば、ちょっとご覧になって下さい。
しかし、これはちょうど１０年前、９７年セゾン劇場での公演のビデオ。一瞬出てくるマツシマも若い！
今のリアルタイム”ＳＨＩＰ”とはちょっと（かなり、、、、）とちがうような。


http://www.bam.org/events/08SHIP/08SHIP_video.aspx