最終日の9/26(日)午後に地元のローソンで入場券を買って16時(最後の入場時間)に会場の
東京都現代美術館に入って『
スタジオジブリ・レイアウト展』を観て来ました。
この展示会は予約制だったので、おいらのような仕事だとなかなか予定が立たず、結局観に行くのが昨年の『
ジブリの絵職人 男鹿和雄展』同様に最終日ギリギリになってしまいました。
完全予約制の展示会だとおいらにとってはちょっとキツイです。平日とかは当日券で入れる日も設定して欲しい所です。
展示の内容については5段階評価で5.0をつけても良いと思います。
仕事柄おいらにとっては大変勉強になりました。観に行って来て良かったっス〜。
アニメにとってのレイアウトって、フィルムが完成したら不要になるモノだし、普段は関係者以外の人にはあまり見る機会がないモノだと思います。
鉛筆と色鉛筆とあとはせいぜいサインペンくらいしか使っていないようなのですが、おいらが想像していたよりも遥かに描き込まれていました。「どうせいらなくなるモノなのに、ここまで描き込むのか!?」と正直ちょっとビビりました。物凄い色鉛筆使いでしたよ。

『
千と千尋の神隠し』のレイアウトは沢山展示されていましたが『
魔女の宅急便』のレイアウトは殆ど行方知れずで残っていないそうです。
ただ『魔女宅』の巨大レイアウトはデカさに驚きました。…保管が大変そお。
『
おもひでぽろぽろ』は子供時代と大人時代でレイアウトの描き込みが全然違ってたっス。
中には鉄筆の跡なのか実線に沿って凹んでるモノや飛び散った絵の具がちょっとついているモノも沢山ありましたね。
『
アルプスのハイジ』や『
赤毛のアン』などのTVアニメのレイアウトも少し展示されていました。

やはり週一のTVアニメの場合はレイアウトもそれほど物凄くは描き込まれてはいないようですね。ちょっと安心。
『アン』に関してはひょっとして富野さんの絵コンテからこのレイアウトを描き起こしているのかのぉ?と思ったりしてしまいました。
昨年の『男鹿和雄展』は背景画の展示だったので、絵を描かない方やアニメの製作に興味のない人が見ても充分に満足できるものだったと思います。
しかし今回のレイアウト展はどちらかと言うと趣味や仕事で絵を描く方やアニメの製作に興味のある方にとってより嬉しい展示会だったのではないでしょうか。
そのためか客層的にも昨年の『男鹿和雄展』よりは子供とお年寄りが少なくて年齢層が狭まっているように感じました。見た限りでは2,30代の方が多かったかなぁ。
昨年ほどではなかったけど、それでも結構混んでましたね。

帰り際にカタログを買って来た。(^^)
ちょっと高いけどそのスジの人達には充分釣り合うモノだと思います。
当ブログ内の関連記事
080420 ジブリ・レイアウト展 !?
071002 男鹿和雄展 観て来た
090618 井岡雅宏画集 読んだ
061223 ミハルの家

0