たまにはガラにもなくカタい話題を。
今話題の
高速道路の無料化については、おいらも少し思う所があるので、ちょっとだけ触れてみたいと思います。
高速道路の無料化についてのおいらのごくごく個人的な意見としては、『原則賛成』且つ『現状反対』であります。
建設費をpayした高速道路が何年たっても有料のままというのでは、先進国の日本にあっては、その後進性には単純に素朴に甚だしい疑問を感ぜざるを得ません。
高速道路が無料化すれば、
ETCなど無用の長物に過ぎないでしょう。
しかしながら、何十年も続いて来たその歪んだ現状を今すぐ直ちに正常化(要するに無料化)するのは、ハードランディングに過ぎるのではないか?とも感じます。
財源がいろいろと心もとないとも報道されている現状では、高速道路の無料化は段階的に進めて、ソフトランディングを図る方が穏当なのではないか?とも思えます。
おいらのごくごく個人的な意見としては、高速料金の無料化,または割引については、当面は
景気対策や
環境対策に貢献できそうな方法で行って見てはどうか?と考えております。
物流関係の輸送車輌を優先的に割安にすれば
景気対策の一助となり、
ハイブリット車や電気自動車等を優先的に割安にすれば
環境対策の一助となるのではないか? と考えます。
そのようなことが物理的に可能なのか?と問われれば、今の
ETCシステムを活用すれば、決して不可能な話ではないようにも思えます。
今の民主党政権からして見れば、ETCシステムなどはきわめて自民臭いアイテムなのかも知れませんが、
一国民の立場としては、利用できるモノは何でも利用すれば良いと思います。
前政権の時代に始まった
ETC割引にはそれぞれの地域にいろいろな形態の割引があるようですが、今のままの割引制度では、主に自家用車を持てる者にしか消費刺激が見込めないようにも思えます。
これでは車を持てる者の高速料金を車の持てない者が税金を通じてその負担を強いられる形にもなってしまいます。
それでは、いわゆる『
受益者負担』の考え方に反するかと思います。(現状での
一律無料化についても同じようなことが言えるのかも知れません。)
しかし物流業者等の負担する高速料金を割引いて(或いは無料化して)社会全体の物流コストを押し下げれば、物価安にもつながり、より広い範囲での消費刺激を期待できるのではないでしょうか?
この場合、税金で高速道路のメンテナンスを賄うにしても、その分は物価安で国民に還元できるかと思うので『受益者負担』の考え方にもそれほどには反せずに済むのではでしょうか?
ハイブリット車等についても今はいわゆる
エコカー減税があるようですが、この際は有料道路の割引(或いは無料化)も特典として付与すれば、普及を更に後押しすることも出来るのではないか?とも思います。
『
CO2の25%削減』という大目標を国際的にも打ち出してしまった以上は、高速料金についても、CO2の削減に少しでも働く方向に料金制度を改めていく方が良いのではないか?とも個人的には感じます。
おいらのごくごく個人的な意見としては、大体そんな感じであります。
高速道路は原則無料が望ましいとは個人的には思いますが、たとえマニフェストとは言っても今のこの現状をいきなり馬鹿正直に正常化,無料化することもないのではないか?とも感じます。
高速道路の無料化は、早くても次の衆院選のある4年以内であれば、それで充分ではないか?とも個人的には思います。
少しずつ無料化に近づけて行く世の中の流れが確実に作れれば、現政権はまずは今はそれで良しとしてもいいような気もするのですが…。
…本日はガラにもなくカタい話題でした。(^^ゞ
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