『
マリア様がみてる』の新刊『
私の巣(マイネスト)』、発売日に買って読みました。
そんな訳でネタバレしない程度に以下、感想等を少し。
今回の『私の巣(マイネスト)』は短編集と言うよりは、まるまる一冊が番外編でした。
『マリみて』の短編集は短編と短編をつなぐ“のりしろ”部分が本編となっているのが大きな特徴ですが、今回はそのような“のりしろ”部分はありませんでした。
今回の番外編は家の中の話なので、学園内の描写よりも家の中の描写の方が非常に多いです。
でもその描写の中身についてはネタバレになる恐れがあるので、ココではもうこれ以上は触れません。
この巻の主人公である
朝倉百は、
乃梨子さんや
瞳子さんや
可南子さんと同じクラスなので、本編の登場人物たちとも少なからず接点があります。
二条乃梨子さんについては、個人的には先々代の
ロサ・キネンシス,
水野蓉子さまの再来を思わせるものを感じました。

そう言えば乃梨子さんも
菫子さんと同じ家に住んでるんだよなぁ、とかって思って見たりなんかして、みたいな。
瞳子さんについては『
あなたを探しに』の頃からいつも忙しく走りまわっている印象があるかも。
この番外編の主人公は、本編ではモブキャラに過ぎない多くの生徒達の、
薔薇の館の住人たちに対する視点を代表しているのではないか? とも感じます。
内藤笙子の前例を考えると、今回の番外編の
朝倉百と
筒井環(表紙の2人)は、今後も本編での登場機会を期待できるのではないかと。
と言うより、番外編で使い捨てにするには大変に惜しいキャラなので、今後は本編の方でもたまには登場して欲しいかも。
今回の『私の巣(マイネスト)』は番外編なので、個人的には面白く読めましたが、本編の大幅な進展を期待している人には物足りないかも知れません。
それでも1年椿組の面々の2年次でのクラス割りが微妙に判明していたりはするので、『マリみて』のその後の展開が気になる人にはお薦めかと。
当ブログ内の関連記事
091120 マリみて ハマった
091223 マリみて 読書中
100407 マリみて37冊 読了
110107 マリみて ステップ 感想
120503 マリみて フェアウェル ブーケ 読んだ

0