『
借りぐらしのアリエッティ』を観て来たので感想を少し。

ごく個人的な5段階評価
面白さ 4.5
お薦め度 4.0
無難にお薦め
留意点としては、約90分の作品なので超大作映画のつもりで観に行くと物足りなさを感じるかも。
率直な感想としては、「いい話だナー」って感じ。
ただ、話が良いのは原作による所も大きいのかも。
もちろんそれを生かしきれた脚本も大いに評価されるべきだと思います。
ジブリ作品として『
ナウシカ』や『
ラピュタ』を越えてるのか?と問われれば、多分そんなことはないと思います。
しかしジブリ作品としても夏休みのアニメ映画としても個人的には充分な出来だと思います。
いろいろな趣向や世代の人達に幅広く無難にお薦めできる作品だと感じました。
地元の映画館に平日の午後観に行ったのですが、家族連れ、子供連れのお客が多かった。年配のお客もアニメ作品にしては多かったと思います。
本編が始まる前の他の映画の予告編までは子供が多くてうるさかった。^^;
絵の動きとしては水や液体全般の表現は新鮮でした。水滴は意識して表面張力が大きく描かれていた。
アニメとしては絵の派手な動きは殆どなかったので、動き自体は丁寧に作られておりますが、動きのおとなしい作品だったように感じました。
声優陣では、
樹木希林さんの演じるお手伝いの
ハルさんは樹木希林そのものだった。
『
猫の恩返し』の時の
丹波哲郎さんほどのインパクトはないけど、これはこれで面白いと思います。
以下やや
ネタバレあり、注意、であます。
4世代にわたる家族の夢は少しだけ叶ったのだけれど…、寂しさ半分 希望半分、せつなさの残る話だと思います。
ハッピーエンドかバッドエンドかは観ている人の精神状態次第、という感じかも。
でも実際の世の中とか現実とかも、まぁそんなもんだよね。
そーゆー意味では少しだけやや大人向きな作品だと思います。…が、劇場内の子供たちが静かだったのは見入っていたからだと思います。
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