報道によると、消費税が5%から10%に倍増する法案が衆院を通った直後に
整備新幹線(札幌・北陸・長崎の各線)の認可が下りたそうである。
つーか、ギーンのセンセェ方は社会保障のための消費税増税だってエラソーに言ってたクセに、あからさまに消費増税分目当ての公共事業って感じで本当に癇に触ります。
消費税率がいきなり倍増するのか?ってこの時期に、
整備新幹線どころじゃねーだろ?、って思わざるを得ないです。
こんな時でもなければ新幹線の
札幌ルートなどは個人的には「アリ」な気もするのですが、…
長崎ルートはまだしも「
北陸新幹線」ってホントに採算とれんのカヨ!?、って大いに疑問に感じます。
とゆーのは置いといて、冷静な話として・・・、
新幹線や高速道路が本当に
地方の活性化につながっているのか?、についても個人的には大いに疑問に感じます。
ストロー現象という言葉もあるそうですが、「富や若さを都会に吸い上げられるだけなのではないか?」と感じるからです。
隣町に新幹線の線路がカスった見返りに、オラが町のオラが駅が路線ごと廃止になったら、かえって過疎化に拍車がかかるのではないでしょうか?
整備新幹線よりも寧ろ地元の足である今ある
ローカル線にテコ入れする方が、もしかしたらよっぽど地方の活性化につながる上に、支出する税金も少なくて済むのではないか?と思ってしまいます。
また、普段から新幹線に気軽に乗れるような人達は富裕層だけではないかと思いますが、地方のその富裕層の方々が新幹線に乗って都会で消費するのだとしたら、地方の富は都会に吸い上げられることになります。
料金の高い高速鉄道が増えても、地元の足であるローカル線が消えるのであれば、公共交通の分野においても“
格差の拡大”が図られてしまうのではないか?とも個人的には危惧いたします。
ごくごく個人的な意見としても、整備新幹線には元々はそれほどの賛成派ではありませんでした。
別に強硬に反対している訳ではないのですが、今ある特急等を充実させれば、別に無理をしてまでも整備新幹線を全国に通す必要は無いような気もするからです。
また、1960年代の
列島改造論を2010年代の今の時代にまで未だに引きずり続けているような違和感や
時代錯誤を感じるからです。
しかし消費税率を5%から10%に倍増させる法案が衆院を通った直後の今このタイミングでの認可には、大いに反対であります。
このタイミングには国民に対する悪意と軽蔑(或いは敵意)があるのではないか?と(少なくても個人的には)感じざるを得ないからです。
地元の富や若さを都会に吸い上げられる恐れのある新幹線などに巨額の血税を投入するよりも、
必ずしも都会に直結している訳ではないローカル線などの地元の社会資本を利用して、地元を発展させる方向で少額の税金を使う方が、
過疎化の防止や
地方の活性化などでの費用対効果は大きいように個人的には思えてしまいます。
…本日はもう長くなってしまったので、その点の詳細についてはまた後日。
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