映画『
まぼろしの邪馬台国』観た。
前回『
盲人重役』のところでも触れた流れ

で、この機会にDVDで観ました。
以下、そのごく個人的な5段階評価&感想等を。
面白さ 〜3.0
お薦め度 3.5
この映画に登場する
宮崎康平のキャラクターのアクの強さが個人的にはダメだったので、個人的には3.0止まりです。スミマセン。
実際の宮崎康平氏がこの映画で描かれているキャラクターよりも丸かったのか激しかったのかは存じませんが、映画を面白くするためにアクの強いキャラクターに仕上たのでしょうか?
アレ以上にキャラのアクを強くしたら娯楽映画としては成立しないのではないか?とも感じました。
ファミリー向け映画と言うよりはシニア向き映画かと。
ファミリー向け映画と言うには少々アクが強すぎるかと個人的には感じます。
お薦め度としては、
吉永小百合さまの映画なので、
サユリストな方々には必見かも。
小百合さまをぞんざいに扱う役所の
竹中直人さんには、世のサユリストな方々からの憎しみ(?)を一身に浴びせられることになるのかも。(^^)
邪馬台国の場所については
近畿説と
九州説がありますが、「
まぼろしの邪馬台国」では九州説を採っております。
仮に邪馬台国の場所が近畿であったとしても、古代にはこの地域にも相応の何かがあったであろうことを充分に窺わせる説得力を感じました。
歴ヲタ,古代史マニアの方々にはお薦め度は高いかも。
地域的には
有明海周辺の地域に縁や興味のある方にもお薦め度は高いかと感じました。
鉄道的には、映画の冒頭で失明後の宮崎康平氏が島原鉄道の重役(映画では社長)として登場しており、鉄道のシーンは多いので
鉄分は充分に濃いと思います。

路面電車的には、1シーンのみですが西鉄ライオンズ優勝祝いの花電車は割りとチェックポイント高いかと。
他にも、島原鉄道の観光バスとバスガールも登場するので、
バスマニアの人にもお薦めかも。
おいらの借りたDVD版は
眼の不自由な方向けの音声ガイド付でした。

台本のト書き部分をナレーションで読み上げる感じな音声ガイドでした。
音声ガイド版には
日本語字幕もありましたので、
耳の不自由な方にも楽しめる作りになっておりました。

このDVDの
バリアフリーな点は大いに評価したいと思います。
映画の内容を抜きにしても、この配慮だけでもこのDVDは大いにお薦めではないでしょうか。
以前『
100,000年後の安全』のDVDを音声ガイド版の方で観た時にも感じたことですが、映画の作り手側がどんな意図でどんな映像効果を狙っていたのかを窺い知ることができるので、健常者にとっても音声ガイド版は映像マニア的には
オーディオコメンタリーにも似た嬉しい機能だと思います。
健常者の立場としても今後の他の映画用DVDでも(オーディオコメンタリー等を入れないのであれば)音声ガイド機能は付加して欲しいとも感じました。
また、バリアフリーの観点からも(予算的な制約はあるかも知れませんが)今後は音声ガイド&字幕付のDVDが増えて行くことが望ましいと考えます。
最後に1つだけ、…「
あじゃぱ」、ツボでした。あの頃のギャグなんでしょうか。(^^)
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120814 盲人重役 読んだ
120724 RALWAYS 観た
120131 100,000年後の安全 観た

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