『
ガールズ&パンツァー』で
ゆかりんの自室に『
黒騎士物語』のポスターが貼ってあった
(TV版第5話)よーな気がしたので、
この機会に
源文先生の作品群についても少しだけ触れてみたいと思います。
ところで、ゆかりんの部屋のポスターのバウアー中尉、角度のせいか瞳が“つぶら”だったよーな気も。
戦車マンガ・
戦車劇画と言えば、まずは
小林源文先生だと思います。
(マンガ家で小林先生と言うとメジャーな作家さんだけでも沢山おられますので、ここでは便宜上『源文先生』と表記することにいたします。)
しかしジャンルがジャンルなだけに、世間一般の方々への浸透度は薄いようにも感じます。
そこでごく個人的な世間一般の方々へのお薦めの源文先生作品を。
おいらも源文先生の作品の全てを読めている訳ではないので、既読作品の範囲内に限られますが、その範囲内でのごくごく個人的なお薦め作品を。
マンガ通な方には主に
『
黒騎士物語 外伝』 (と『
黒騎士物語』)
一般の方々には主に
『
鋼鉄の死神 ミヒャエル・ビットマン戦記』
と 『
ウサギの黒騎士』
という所ではないかと個人的には考えます。
まず、『
黒騎士物語』と『
黒騎士物語 外伝』について
バウアー家は代々続いた
プロイセン貴族の軍人家系であり、時流に乗った成り上がりの親衛隊とは血統が違います。
バウアー家の当主は国防軍の将官で、その息子たち3兄弟の1人・エルンストが
黒騎士中隊の中隊長,
エルンスト・フォン・バウアー中尉(後に大尉)であります。主役メカは主に
パンサー戦車。
肝の据わったバウアー中尉ではありますが、実は「
水が怖い」とゆー人間臭さに好感が持てたりもします。
父のバウアー将軍はバウアー家の存続を図るために、息子たちの中でも最期まで生き残ったバウアー大尉(中尉から昇進)に後方勤務を薦めます。が、バウアー大尉には前線で生死を共にして来た部下や仲間たちを、今さら見捨てることができません。
『
外伝』の方は源文先生の作品の中でも特に素晴らしいと感じます。
次に『
鋼鉄の死神 ミヒャエル・ビットマン戦記』について
『鋼鉄の死神 ミヒャエル・ビットマン戦記』は、大戦中の実在したある戦車兵
ミヒャエル・ビットマン大尉の物語。主役メカは
タイガーT重戦車。
ビットマンはギネスブックにも記録されているほどの“史上最強の戦車兵”もあります。(都市伝説のよーなホントの話らしいです。)
ビットマンの生涯を描いたマンガや劇画って、これ以上の作品は今のところ他には無いのではないでしょうか。
可能な限り事実に忠実であろうとして描かれている所が、一般の方々へのお薦め度の高い所かと思います。
男臭〜い戦車劇画という源文先生の作品にしては、珍しく『男女のロマンス』が描かれている所もポイントが高いと思います。大人の恋の物語が激萌えなのであります。
黒騎士中隊のバウアー中尉が登場するシーンも1箇所だけありますが、それは作品の中での「お遊び」でもあり、源文先生のファンにとっては嬉しいファンサービスでもあると思います。
『
ウサギの黒騎士』は黒騎士物語の“
うさキャラ”版。
“
ピーターラビット戦車編”とゆーか“
独ソ戦のらくろ”とゆーか、そんな感じ?
ウサギがひたすらカワユい。(ついでに熊さんもカワユい。)でもちょっと泣けるかも。
カワユいので一般の方々へのお薦め度も高いのではないかと。
ただ、 (今日現在では) 未だ単独では単行本化されていないようなので、その辺りがお薦めしにくい所ではありますが、でもカワユくて楽しい
ウサギ劇画でもあると思います。
…ごく個人的なお薦め作品としてはそんな感じであります。
- 我が家の主な源文先生コレクション - 

アマゾン等を見ると、うちにある本は微妙に版が古いのかも…。
以下はあくまでも一読者としてのごく個人的なひとりごとに過ぎませんが…、
『ウサギの黒騎士』をアニメ化してくれたりナンかしてくれたら(可能であればジブリで)、「嬉し〜なぁ」とかって、思って見たりなんかして、みたいな…。
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