昔、と言っても平成ですが、ある防衛長官が「
電気で動く戦車を作れないのか?」とゆー主旨の発言をしたとゆー報道を聞いた記憶があります。
ハッキリ言って
現状では絶対に無理だと思います。
しかし
目指すべき方向としては正しいと確信します。
したがって、
個人的には大いに賛同いたします。
油田に恵まれない日本では、戦車に限らず石油の消費を抑えられる動力をもっと開発すべきと考えます。
ただ、約50tの重量を時速70kmでキャタピラ走行させるには、充電式のバッテリーでは、ここ50年,100年はムリなのではないか? とも個人的には感じます。
しかし
ハイブリッドエンジンであれば、今の技術なら、
次世代車かその次あたりで充分に実現可能かと愚考いたします。

ハイブリッドエンジンは今の技術では戦車はまだムリかも知れませんが、
普通乗用車や
トラックでは既に実用化されており、もうじき
大型バスや
大型トラックにも普及する勢いがあります。

鉄道においても
ハイブリッドディーゼル機関車や
ハイブリッド気動車は既に実用化しております。
このまま技術が進歩すればハイブリッドエンジンについては、いずれは戦車のようなキャタピラ走行の重車両にも使えるようになるのではないかと考えます。
電気自動車についても、今や乗用車ばかりでなく、小型の観光バスや一部のコミュニティバスなどではバッテリー充電式の電気バスも営業運転されているようです。
同じく鉄道においても、架線レスバッテリー方式の路面電車は実験的には既に国内でも運転されているようです。
今の段階では公共機関は戦車以外の他の車両でハイブリッド車や電気自動車を更に積極的に導入すべきと考えます。
政府公用車や各自治体の車両のほかにも、自衛隊でも(陸自の戦闘車両にはまだ無理でも)海自や空自の地上基地の作業車両には充分に使用に耐え得ると考えます。
平時においても「『
石油の輸入』は『
外貨の流出』」でもあるので

、動力のハイブリッド化によって石油の消費を節約すれは、その分だけ
貿易収支も良くなります。


アベノナントカで円安誘導をするのであれば、尚のことだと思います。
非常時においても、仮に
海上封鎖で石油が断たれたとしても、ハイブリッド動力等で燃料を節約できる分だけ、限られた量の備蓄石油でもより長く活動できます。
他国はどうあれ日本の地理的条件では、たとえ戦車のようなキャタピラ式の重車両であっても、動力の電気化は望ましいと考えます。
また、論点は少々ズレますが、輸入燃料に国産のバイオ燃料を一定割合で混入すれば、その分だけ「『石油の輸入』による『外貨の流出』」を抑えることができると考えます。
バイオ燃料はまだ採算面では今一歩な所なのかも知れませんが、油田に恵まれない国土である以上は、畑から油を採る方策を国防上からも考えるべきかと思います。
減反による休耕地を大いに活用すべきかと思います。
これに成功すれば、戦車ばかりか航空機や戦闘機の燃料もある程度を国内で調達できるようになると考えます。
充電式バッテリーのみの動力な戦車って、まだまだ実現は遠いとは思いますが、今の段階ではハイブリッド動力の戦車なら実用化の見込みはあるのではないでしょうか。
戦車のようにキャタピラで走行する重車両の動力の電気化は、電気自動車やハイブリッド車の技術が目指す目標の1つの終着点,到達点でもあると考えます。
戦車にも実用化できるようになれば、あとはもう他に何にでも(プロペラ飛行機でも大型船舶でも)応用できるようになると思います。
戦車等の動力の電気化は、油田に恵まれない日本こそが他国(特に油田を持つ国々)に先駆けて実用化させるべきかと考えます。
本土有事の際に陸自の戦車が「油がないから動けません。演習場の固定砲台でしかありません。」なーんてコトに(万が一にでも)なったとしたら、寂しいなぁ、と思います。
・・・まぁ、そーは言っても、戦車とか戦闘機なんて必要の無い世界や世の中になるコトが、一番いいコトなんですけどね。
今日は戦車の動力について日頃ごく個人的に考えていることを書いて見ました。
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