昨日は6月23日でしたので、当ブログ的にも沖縄について少しだけ、アメリカ海兵隊普天間基地の移転案について日ごろ個人的に感じていることを少しだけ書いて見たいと思います。
普天間基地移転案について鳩山総理(当時)が“腹案がある”と発言していた頃に、米国側から「豪州の
ダーウィン」という案が出て来た旨の報道が当時ありました。当時的には割とマイナーな報道だったかと記憶しております。
誰が言ったかは別にして、個人的にはこれこそが“腹案か?”とも思えまいました。ウルトラCのような妙案かと思います。
…あれからあの妙案は何処に行ってしまったのでしょうか?
赤道の向こう側なら某国や別の某国もミサイルの射程を延ばす必要も無いでしょう。
仮に豪州にまでミサイル射程を延ばしたら、その国は赤道以南への領土的野心をも疑われ、国際的な非難を浴びることになるのではないでしょうか。
緊急展開部隊でもある米国海兵隊は敵の第一撃による損害を最小限に抑えるためにも、他国のミサイル射程圏内には常駐しない方が良いかと考えます。
もし、止むを得ず駐留せざるを得ないのであれば、平時から予め兵力をある程度分散配置しておくべきかと思います。
大陸国家の豪州なら、沖縄やグァムよりも広い用地を確保できるかと思います。
港町ダーウィンから内陸に向けて専用の鉄道や道路を引いて基地を作れば、より広い土地を確保できるかと愚考します。基地を基点として新たに街を興すことも可能ではないでしょうか。
基地に必要な電力は内陸の砂漠地帯に太陽光パネルを設置すれば(規模にもよりますが)昼間は他所の街に売るほどの電力を確保することも可能ではないでしょうか。


基地に必要なその他の物資(燃料,弾薬,水,食料,日用品,等々)は港からの専用の鉄道や道路で供給すれば良いかと考えます。








更に内陸に行けば、かつて英国が核実験場にも使っていたほどの広大な土地があるので、訓練用の射爆場の確保も太平洋の島嶼部よりは容易かと思えます。
豪州軍と共用すれば豪州の内陸部の開拓・開発にもつながるのではないでしょうか。
豪州内陸部の砂漠地帯の開拓・開発は決して豪州一国のみの課題ではなく、広大な砂漠地帯での土地の有効利用はある意味で全人類的な課題でもあるかと考えます。
きっかけはたとえ米国海兵隊基地の設置ではあっても、豪州内陸部の開拓・開発は決して無意味なことではないと考えます。
国際情勢が変化して米軍が引揚げた場合にも、豪州軍と民間との軍民共用の飛行場にして、ダーウィン市街にとっての第2,第3の飛行場として活用すれば良いかと愚考します。
沖縄並みの海兵隊の大部隊を駐留させる為の新基地を建設する場合のごく大雑把な概念図を試しにPCで組んで見た。
…但し、新基地はなるべくなら造らない方が良いかと考えます。既存の施設で対応するのがベターだと思います。豪州国内に米国海兵隊基地を新に建設する場合には、日本にもその費用負担を求められる恐れが大いにあり得るだろうからです。
米海兵隊が沖縄での員数を減らして最も不安に思うのは、日本よりもむしろ韓国や在韓米軍かと思います。

グァム(や或いはフィリピン)にも米海兵隊が少数ずつでも駐留していれば、日本や台湾は距離的にはそれほどの不安はなくて済むかと思います。しかし、距離が離れれば韓国にとっては心理的な不安も大きくなるかと思います。
もし韓国の都合で米海兵隊の大部隊を沖縄に駐留させ続けるのであれば、“おもいやり予算”の分担を韓国にも求めて行くべきかと考えます。
報道などによると
沖縄の米海兵隊はこれまでにも大小様々な事件・事故を繰り返し続け、かえって沖縄の治安を乱し県民の安全を脅かしているようなので、日本政府は特に
沖縄駐留の米海兵隊に限っては“おもいやり予算”を付けなくても良いのではないかと思います。
米海兵隊が沖縄に残りたいのであれば、
嘉手納に移れば良いと考えます。
那覇空港が民間と自衛隊とで共用されている実情を踏まえれば、米空軍と米海兵隊が嘉手納基地を共用しても何の不思議も無いと思います。
自国の空軍にも毛嫌いされるような米国海兵隊であるのなら、もはや日本社会に受け入れられる余地は無いでしょう。沖縄を出て行く方が日米安保のためにはかえって良いかと考えます。
そんな米海兵隊のために辺野古の海岸をわざわざ潰す必要はないでしょう。「税の無駄」としか思えません。
沖縄以外の日本国内なら
岩国辺りが有力な候補地かとは思います。
普天間よりも
佐世保に近いし、時の総理のお膝元なので話もまとまりやすいでしょう。条件は好いかと思います。
デメリットとしては緊急展開部隊でもある海兵隊を近隣某諸国のミサイル射程圏内に駐留させてしまうことと、
瀬戸内海という日本の内海奥深くに外国軍である米海兵隊を常駐させてしまうことかと思います。
岩国移転ならまだ嘉手納の方が良いかと個人的には思えます。
最近になってフィリピンが米軍の受け入れを表明した旨の報道がありました。
仮に海兵隊の基地だとすれば、普天間移転の候補地が増えるかとは思います。
比なら某国のミサイル射程圏からは遠そうな上に、グァムや沖縄よりは土地は広そうですが、別の某国のミサイル射程圏に近すぎるのが難点かと考えます。
あまり大規模な部隊を配置するには適さないかと素人にながらに思えます。
普天間基地移転先のごく個人的な考えとしては
ダーウィン>比の何処か>嘉手納>グァム>岩国(或いは本土の何処か) >>>>>辺野古は論外
という感じかと。
普天間基地跡地の有効利用については、案の1つとしてはその一部を
鉄道の車輌基地
に転用すれば良いのではないか?と個人的には思いますが、
本日はもう長くなってしまったので、鉄道の敷設については
また後日
に改めて触れたいと思います。
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