北海道新幹線が函館まで開通してから半月くらい経ちますが、報道等を見聞きする限りでは、乗車率は決して高くは無いようです。
また、当初から暫らくの間は赤字営業が見込まれているそうでもあります。
しかし北海道と本州との間の交通を考えると、船便や航空便,在来線の他にも、新幹線も「無い」よりは「有る」方が良いと個人的にも考えます。
以下はあくまでも一素人のごく個人的な思いつきなのですが
(或いは既に同じようなことを何となく感じている方も少なからずおられるかも知れませんが)、
もしも北海道新幹線の乗車率が何時までも低いままであるのなら、客車を減らして新幹線用の
郵便車(ユ)や
荷物車(ニ)の連結を検討して見てはどうでしょうか。
かつて東海道新幹線の開業前には、旅客輸送の他にも貨物の輸送も考慮されていた時期もあると言う話を何かで聞いたような記憶もあります。
(実際の開業後の現在は旅客輸送だけで手一杯でありますが。)
また他にも、国内の路面電車でも宅配業者が荷物運びに使っている事例もあるそうですが、それらを踏まえて考えれば決して有り得ない話でもないかと思います。
しかし、現在の新幹線にいきなり“
貨物輸送”ではハードルが高すぎると思えるので、取り敢えずは荷物車や郵便車から始めるのが無難かと考えます。

東京側では大宮〜宇都宮間の何処かに新幹線用のヤードを用意して各種トラックへの積み替えをそこで行い、北海道まで行く東京発の最速便ではない一部の客車列車に、宇都宮か大宮で荷物車等の連結や切り離しを行えば良いかと愚考します。
本州と北海道の間での荷物や郵便物の輸送については
、飛行機に対してはCO2排出量等でエネルギー効率が高く、
船便や在来線に対してはスピード面で有利になると思います。
あとは利用料金と需要見込みの問題だと思います。
東京モンとしては北海道産の野菜や果物,魚介類などが、今よりも更に多く安定的に入って来ることが期待できるかと思います。

関東から北海道へは、北海道では印刷されていない雑誌や新聞(北海道以外の地方版や地方紙,業界紙等)などの印刷物などを運べば、船便や在来線よりも速く安定的に輸送できるのではないか?と愚考します。
欲を言えば、東京モンとしては(或いは、ごく個人的な趣味や希望としては)北海道新幹線用の
冷凍車か
冷凍コンテナ等々を開発して欲しいかも。


空輸に比べると所要時間の面では劣るかも知れませんが、魚介類等の安定的な高速輸送には向いているかと思います。
まぁ冷凍車云々はともかくとして、それらのことを実際に実現するにはクリアすべき条件や問題点は多々あるとは思いますが、少しくらいなら検討して見ても良いのではないでしょうか?
いくら乗車率が低くても赤字でも、まさか新幹線をローカル線のように廃線にする訳にはいかないでしょう。
たとえ乗車率が低くても赤字でも、今後とも末永く使って行くつもりならば、そのキャパシティの余裕を活かして、
郵便荷物車(ユニ)等の連結を検討して見ても良いのではないでしょうか。

今の段階では札幌への延伸の方がまずは大事だとは思いますが、札幌に延伸した後も乗車率が振るわない事態がもしも続くような場合には、将来的には検討して見ても良いのではないかと考えます。
ただし、鉄鉱石とか石炭とか戦車とか武器,弾薬,燃料,危険物等の新幹線での輸送には反対です。




たとえ仮に新幹線に貨物列車が走る時代がもし本当に来たとしても、それらの重くて危ないシロモノを高速鉄道で運ぶことには反対です。

高速鉄道でそれらの重くて危険なモノを運んだら、線路の保線が大変なコトになるだろうし、万が一の事故を想像すると大変に恐ろしいからです。
あくまでも比較的に軽いモノ(野菜,果物,穀物,乳製品,魚介類,等々の食料品や印刷物,郵便物,荷物,宅配便,雑貨等)に限るべきかと個人的には考えます。














当ブログ内の関連記事
140830 第二青函トンネルなら青函連絡船の復活を
140727 JR北の報道
161223 狼再導入 今は反対
160224 原発再稼動なら北陸新幹線の延伸に反対
160804 リニア新幹線大阪開業前倒し 一意見
140606 リニア新幹線 個人的意見
120630 整備新幹線… なぜ今?

0