『
劇場場はいからさんが通る 後編〜花の東京大ロマン〜』の8/25(日)のTOKYO MXでのOAを観た。

この機会にごく個人的な5段階評価&感想等を少しだけ。
面白さ 3.0〜4.0 前後
お薦め度
ラストのアニメ化を待っていた人 5.0
前編が面白かった人 4.0 前後
それ以外の一見さん 3.0 前後
個人的には大正時代前後は好みの時代設定であります。
今回の『後編』は大正9年〜12年(1920〜1923)の頃の時代背景でした。
『ゴンドラの唄』はええのぉ。
地元的には、
関東大震災前後の昔の東京の街の様子が、背景美術等で割と詳しく絵で再現されていたのは嬉しかった。
鉄ヲタ的には、路面電車と自動車と人力車と馬と自転車と… 等々が行き交う道路事情には興味を惹かれました。
大正期の没落華族が1つならず描かれている所には時代背景を感じます。
あの編集長が銀英伝に於けるロイエンタールの如くにならずに済んだのは、1つには父親の違いが大きいのではないか?とも思えました。
アニメ版の旧作や原作版そのものに強い拘りのある方々にとっては、ネット上の評判を見る限りでは、今回の新作アニメ版に違和感を持つ方々も少なからずおられるようであります。
幸い個人的には原作や旧作にそれほど強い拘りがある訳ではなかったので、特に違和感を持つこともなく楽しむことが出来ました。(^^)
率直な感想としては、「そうか、こーゆーラストだったのかぁ」とゆー感じ?
原作未読の身としては、旧アニメ版の最終回は内容が駆け足過ぎだったので、ラストを初めて詳しく知ることが出来ました。
数十年来気になっていた結末が、今回のアニメ版で観ることが出来て個人的には大満足であります。(^^)
機会と時間があれば原作版も一度は目を通しておきたいのですが、そう思いながら何年もそのままであります。
旧アニメ版ももう一度チェックしておきたいかも。
そー言えば何年か前にMXで再放送してたよーな気も。
正直な所を言うと、アニメ作品としては前編の方が面白いと思います。
今回の後編は絵の動きが手堅くて、すぐれて説明的ではありますが、動きに前編の時のようなアクセントや面白みやケレンミが少ないようにも感じます。
チャンバラの場面が(満州から戻った後は特に)少ないからかなぁ、とか、髪を切ると髪の動きがどうしても地味になるからかなぁ、…等々とは思いますが。
個人的には、前編の酔って店の中でパラソルを開いて踊るシーンとか、机を叩き合う度に花瓶が左右にアクセントを付けてスライドするシーンとかの動きが好き。(^o^)
あーゆー面白みのある動きが後編では少なかったのが、アニメ作品としてはやや物足りなく感じました。
表現が古いのは、演出的にわざと古さを狙った節も窺えるので、それは寧ろ良いかと思えます。
ところで「冗談はよし子さん」って、元々は誰のギャグなのでせうか?
何となく『花の応援団』のような女もいたよーな気が。てゆーか、編集長でなくっても蕁麻疹の出そうなキッツい女が何人かいたよーな気も。(>_<)
物語の舞台でもある東京がその約20年後には再び焦土と化して国の滅びる未来を知っている身としては、登場人物たちのその後については今一つ不安に駆られてしまいます。
それでも原作版の最後までを今回アニメ化できた意義は大きいし、前後編を一続きの連作として捉えれば充分に面白いと思います。
ラストまでのアニメ化を久しく待望していた人には多分充分にお薦め。
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