「イタリアじゃないのに、ローマ法王が統治するとはこれいかに?」「ヴァチカン市国なのにスイスの衛兵が守るが如し。」とゆー訳で、
『
ガールズ&パンツァー』のOVA『
これが本当のアンツィオ戦です!』を観た流れで、

「
イタリア」,「
吉田玲子」つながりで、『
マリア様がみてる』のアニメ版3期OVA第5話『
チャオソレッラ』を改めて観た。
『
マリみて』アニメ版の3期最終話『
チャオソレッラ』そのものについては、そー言えば当ブログでは触れたことが無かったので、この機会に少々触れておきたいと思います。
『マリア様がみてる』のアニメ版は4期分あり、OVAの第3期以外は各々TVアニメで1クール分ずつの内容です。

OVAの3期は約45分のお話が5本分あり、『チャオソレッラ』はその最終話にあたります。
原作の文庫版で言うと17冊目の『
チャオ ソレッラ!』にあたる内容で、女子高の生徒たちが修学旅行でイタリアを訪れる物語であります。
以下、ごく個人的な5段階評価&感想等を。
お薦め度
『マリみて』のファンの人 5.0 以上
イタリアに用事のある人 4.5 以上 …多分
それ以外の人 3.0〜4.0 前後
他にはイタリアの高速鉄道やローマ テルミニ駅,ヴェネツィアのゴンドラ等も登場するので、鉄ヲタの方々には、もしかしたらお薦め? なのかも。
ローマ(ヴァチカン)→
フィレンツェ(ピサ) →
ヴェネツィア・・・ という行程でイタリア各地を巡ります。

旅先での発熱や迷子,思わぬ人との再会の有無,等々も描かれており、旅情にも溢れております。
面白い内容なのに、内容に対して尺が短すぎるのが難点かと。
OVA約45分の時間の尺に、文庫本一冊分を無理矢理詰め込もうとしている感じ?
原作版からこぼれ落ちた数々のエピソードが惜しまれます。
短いので気楽に観られる点は良いのですが、何かダイジェスト版を観ているような物足りなさも残りました。
とゆー訳で、個人的には原作版『チャオ ソレッラ!』もお薦めかと。
他には細かいコトですが、
志摩子さんの腕のロザリオの描写は、ビジュアル的には印象に残る効果的な演出ではありますが、物語的には恐らくはあれはアニメ版の作り手側の勘違い(或いはチェックミス?)なのではないかと…。
『マリみて』初心者の人だと混乱しかねない所ではないかと思います。
てゆーか、個人的には『マリみて』初心者だった頃に混乱しまスた。(^^ゞ
イタリア各地の観光地などは、背景美術などのアニメの絵でよく再現されていたと思います。イタリアに、行った気分にはなれるかも?
取り敢えず
ピサの斜塔が割りと怖そーな所だとゆーのは伝わって来た。^^;
吉田玲子脚本でイタリアをロンドンに置き換えると、『映画 けいおん!』になるよーな気も。こちらもロンドンに行ったような気分にはなれるかも?

『映画 けいおん!』については、当ブログ的には以前にも触れたことがあるので、ここでは省略。
『マリみて』は人を選ぶ所のある作品でもあるので、少なくとも個人的には、誰にでも普く広くはお薦めはしませんが、
この
『チャオソレッラ』に限っては、イタリアに用事や興味や縁のある人になら、取り敢えず『マリみて』初心者の一見さんであっても充分にお薦めかと思います。


『チャオソレッラ』における先代ロサ・ギガンティアの聖さまにまつわる謎については、
その伏線は原作版の短編集『バラエティギフト』(に収録の『毒入りリンゴ』)に、
その答えは短編集『マーガレットにリボン』(に収録の『フィレンツェ煎餅を買いに』)にありました…、と言うのはここだけの秘密。
『マリみて』のアニメ版については、この『チャオソレッラ』に限らず、何処かに出かける回なら、『マリみて』初心者の一見さんにも割りとお薦めしやすいかと個人的には思えます。

(避暑に出掛ける3期1話の『
子羊たちの休暇』や、某遊園地に行く4期5話『
紅薔薇のため息』など。)
他には、お正月の小笠原家での合宿(?)に行く2期第1話と4期第8話や、3千円の予算内で半日デートに出掛ける1期11話&12話なども、一見さんには割りと入りやすいかも。
(秩父? に出かける4期最終話も入りやすいかとは思いますが、タネ明かしの回でもあるので、『マリみて』初心者の一見さんには個人的にはあまりお薦めしかねる所でもあります。)
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