「
久米宏 ラジオなんですけど」一昨日のテーマは『マンガ』でした。
マンガ業界やその周辺の業界の方(翻訳家や小説家、マンガ喫茶の店長等)の声やリスナーからのメール等が紹介されていた。なかなか聞き応えがありました。
ただこの番組は毎週のテーマとゲストが全然ジャンル違いなこともままあるので、その点は大いに不満なのですが、一昨日のゲストはちゃんとテーマに沿ってマンガ家の細野不二彦さんでした。
小島アナ曰く「攻めのインタビュアー」の細野さんに久米さんの方が取材されてたのは面白かったっス。
リスナーからのメールでもいろいろなエピソードが紹介されていましたが、その中の2億稼いだのに納税できないマンガ家さんがいるって話は凄かったなぁ。多分経費で使った分が経費として認められなかったんだろーなぁ。
それとは別に20代で豪邸を建てたマンガ家さんの話も紹介されていて、番組内ではマンガ家は儲かるという話と儲からないという話の両方が出ていた。
番組自体は面白かったっス。ここ最近の「久米宏 ラジオなんですけど」ではおいら的には一番面白かったかも。
毎週のテーマとゲストがバラバラなのがこの番組の弱点だとおいらは思っていますが、一昨日の放送内容は全体的に的が絞られていて聞きやすかったっス。
そー言えば昨日も「伊集院光 日曜日の秘密基地」のゲストが久米さんでした。伊集院と久米さんとのトークも聞き応えがありましたね。
・・・ところでマンガ家が儲かるか否かについてですが、おいらの実感としてはメチャメチャ物凄く儲かってる人はかなりの少数派で、大多数の方は普通に世間並みか、或いはギリギリのところでやりくりしてるんだと思います。
また、メチャメチャ物凄く儲かってる人の場合でも、そう言う時期は短い人の方が多いと思います。
ごく一部のマンガ家さんの場合に限っては確かに巨額の印税を稼いでいるのかも知れませんが、それでも現場の製作側への利益還元は決して充分とは言えないのではないかと感じます。
そんな中で近頃噂では某団体(あれって天下り団体なの?)が著作権云々を持ち出してマンガ業界にも手を伸ばそうとしているそーですが、そんなの全く論外っス。全然話にならないっス。
「製作には一切協力してやらないからお前らの稼ぎの分け前を俺にもよこせ」としか聞こえないっス。もしその噂が本当なら(本当だとしたらの場合ですよ)、どーして彼らはそんなに恥知らずでいられるのか? 人として不思議っスね。いやマジで素朴に疑問っス。
もしそーゆー(天下り?)団体に搾取されるお金が本当にマンガ業界にあるのなら、むしろ今は現場の製作側にもう少し利益還元をしても良いのではないか、とおいらは思います。

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