1992年のOVA『
超時空要塞マクロスU-LOVERS AGAIN-』がGyaO!で無料配信されていたので試しに先日チェックして見た。

1話25分×6話分で計約150分の内容でした。あの当時のOVAとしては標準的な尺の長さだと思います。
1992年
(平成4年)のOVAとしては普通に面白かった。今となってはもう古い作品ですが、それでも今の時代的にも5段階評価で3.0かそれ以上の評価をつけても良いかと感じます。文化万歳!
折角なのでこの機会にごく個人的な感想等を備忘録的にUP。(以下、やや
ネタバレあり。注意 
)
個人的には『マクロス』シリーズは1982年
(昭和57年)のTV版と84年
(昭和59年)の劇場版で完結している人でした。

『超時空要塞マクロスU』は何かの機会に途中の回を観た記憶が何となく微かにあるのですが、今回がほぼ初見でした。
『超時空要塞マクロスU』は『マクロス』シリーズの最初の続編だそうなので一応順番通りにチェックして見た。“80年後”とゆー設定らしいです。
報道のあり方とかマスコミの姿勢とか、権力による報道管制とか、主人公が
報道マンであるとか、等々の狙っている方向性はおいらの好みでした。(^0^)
報道アニメって、ジャンル的にもかなり珍しいかも。

ただ、その方向性を狙うには尺が短かったようにも感じます。今時の深夜アニメのように1クール分くらいの尺は欲しかったかも。てゆーか、
デニスの退場が早すぎ。(ToT)
ヒビキにとってのデニスは
一条輝にとっての
ロイ=フォッカーのような存在だと言えるでしょう。
デニスはビキの憧れであり、報道マンとしてのあり方をヒビキはデニスの報道に対する姿勢から学びます。そしてヒビキこそがデニスの後継者でもあります。
マルドゥークの
イングスが何処をどう誤っていたのか?については、実は第1話でデニスが全て解説していたりなんかして?
…とゆーのはここだけのヒミツ。(^^)
イシュタルを軍や世間からかくまうにしても、ヒビキとデニスと
マッシュの3人でかくまう方がより説得力があるようにも感じます。
とゆー訳で、超重要キャラであるデニスの退場がどう考えても早すぎだったのではないかと?その意味でも尺が足りなく感じました。
・・・マッシュが何となく『トップをねらえ!』のスミスにも見えるのは、気のせえ?
統合軍のエースパイロットである
シルビーはメルトランディとのクオーターという立場によって、ゼントラーディの代弁者でもあります。決して統合軍の代弁者なだけではない所がおいらの好みでした。
バルキリーのバトロイド形態が、何となく『パトレイバー』に出て来るAVS-98(イングラムとゼロの間のアレ)にも見えてしまいました。あの当時の時代が感じられて懐かしいです。
『マクロス』シリーズは『U』の前作にあたる1984年の劇場版がタイトル通りに大きい内容だったので、今回のOVA版の『U』はそれに比べて小さいお話だったのが『マクロス』の続編としてはやや苦しい所かも。
予算の都合かとは思いますが、板野サーカスはあまり見受けられませんでした。
当時のOVAとしては割と予算のある方かとは感じましたが、やはり1984年の劇場版と比べられてしまうのが辛い所かと思います。

しかし個人的にはそれらの点は全く気になりませんでした。それよりも寧ろ「人が大勢死んでるのに、何でお前らそんなにチャラチャラしとんねん!?」とゆー違和感が最後まで残りました。
個人的にはその点こそが最大の減点ポイントであります。
それでもラストの展開などは良い意味で1984年の劇場版を踏襲していると思います。
実際に採算が取れたのかどうかは存じませんが、あの当時のOVAとしては充分に面白いと思います。内容自体は割りと良いです。GJであります。
・・・ところで、イングスと同じような過ちは、実は統合軍もしちゃってるよーな気も、
…しちゃったりなんかして? みたいな。
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マクロスは1984年の劇場版までしかチェックできてませんでした。
公開当時のパンフとかは実家に残ってた。

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