当ブログでは当該声優さんの具体的なお名前は、ココでは明記はいたしません。
当ブログの管理人は、その当該声優さんには以前と変わらず今後とも今以上に大いに活躍して欲しいと望むからです。
こんな小さくてつまらない問題などで決して躓いて欲しくなどないからです。
管理人がこの話題に気が付いた時には、既にその当該動画が削除された後であり、その当該動画をチェック出来てはおりません。
その点は悪しからずであります。m(_ _)m
また、この問題は既に終わったコトでもあり、当ブログの如きが蒸し返す必要など本来なら全く無いと考えます。
しかしながら世の中には、その終わった話をわざわざ蒸し返した上で“売国奴”呼ばわりまでをもして非難する国内の一部のキモい人達がいるそうなので、ここでは主にその点についての私見をこの機会にUPしておきたいと思います。
国外問題について日本人が日本人を中傷すること自体が、充分に“売国奴”だと、個人的にはそう感じるからです。
まず第一に『
触らぬ神に祟り無し』であります。
靖国神社に対する認識が浅いうちは、
カタギのシロートや
ノンポリの般ピーが気安く関わって良い神社などでは決してないと考えます。
プライベートならまだ兎も角として、特にオフィシャルでは、あまり迂闊に関るべき場所ではないと思います。『
触らぬ神に祟り無し』です。
しかしながら今回のケースでは、どちらかと言えば本人の『認識不足』と言うよりも、事務所や関連会社をも含めた関係者や大人達らのスタッフ陣全体の『認識不足』かとも感じます。
本人と言うよりも、寧ろ周囲のスタッフ陣にこそ猛省が促されるべき案件かと考えます。
スタッフ陣の中でも誰か一人くらいは気が付く大人はいなかったのでしょうか? 文系の四大卒で、政治学科とか社会学科とか史学地理学科…等々の出身の人とかは一人もいなかったのでしょうか? 惜しまれます。
アニメ業界に限らず、海外に市場を持ち,更なる海外進出を図る業界なら、今回の出来事を決して『対岸の火事』と見るのではなく『他山の石』と為すべきかと考えます。
個人的には今回の問題の発端については以下のように考えます。

靖国以外の他の神社参拝なら一般に問題なし

靖国参拝でもプライベートなら問題なし

オフィシャルでも参拝さえしなければ問題なし

A級戦犯さえ分祀されれば靖国参拝でも問題なし
これらの条件がとれか1つでも満たされていれば、今回の出来事は全く何の問題も無かったのではないか?とも個人的には考えます。
以下、個別の項目ごとに「今回の問題の原因」と「今後の回避策」を考えてみたいと思います。
靖国以外の他の神社参拝なら一般に問題なし
元々は明治が明けてから創建された、
旧帝国の為に戦って殉じた主に戦死者の方々を祀る為の、
国家神道という一宗派の総本山にあたる神社なのだそうです。
靖国神社は旧帝国を打ち立てた
倒幕思想の本山の1つとも言えますが、今では大戦時の
A級戦犯をも
合祀しているが故に、
日本の軍国主義思想の総本山たる意味合いをも帯びております。
個人的には、A級戦犯の刑死者に軍人ではない広田弘毅元総理が含まれている点には、強い違和感を覚えます。
数ある神社の中でも、靖国神社はその一点においてこそ、他の一般の神社や神道とはその性質があまりにも大きく異なります。
行為としての『
靖国神社への参拝』とは、実は『
戦後の民主主議』や『
戦後の国際秩序』に対する
踏み絵にもなっております。挑発的な挑戦とも言えるのかも知れません。
A級戦犯が合祀された靖国神社を参拝すると言う行為は、参拝者の自覚の有無に関りなく、
戦時中の日本の軍国主義を礼賛する行為にもなってしまうからです。
それは同時に
ヒトラーや
ナチスの同盟者を参拝することでもあり、例え無自覚ではあっても、その参拝者は間接的にヒトラーやナチス,
ファシスト等の同調者,賛同者であることを内外に宣言する行為にも等しいからです。
戦時中の
日独伊等の
軍国主義国と戦った国々や侵略を受けた国々の方々にとっては、恐怖や戦慄を伴う衝撃をもって受け取られてしまうケースも恐らくは充分に有り得るのでしょう。或いは、激しい怒りや憎しみをさえも買っているのかも知れません。
個人的に一主権者たる一国民としては、今の日本国が西欧や北米や英連邦諸国等の他の先進諸外国からの激しい怒りや憎しみを買いかねない靖国神社の現状を、大いに憂いて恐れます。





・・・
故に、
戦時中の日本の戦争指導者でもある軍国主義思想のA級戦犯たちを、靖国神社から
分祀すべきだと個人的には考えます。
国内在住の日本人同士でなら、その辺りの所はナァナァのグズグズでも済せられる所かとも思えます。
しかし海外市場を視野に入れた業界なら、今回の経緯はあまりにも迂闊であり、確かに『認識不足』ではあると思います。
そもそも数ある神社の中でも、今回のケースでは、何故よりにもよって敢えて『靖国神社』だったのでしょうか?
・・・・・聞く所によると、たまたま近くにあった良さげな神社が靖国神社だったのだそうであります。
東京の地理を体感で解っていれば、その説明にもごく自然に充分に納得の出来る所かと思います。撮影にも良さげな観光地をも兼ねるあの辺りの大きな神社と言えば、靖国神社が撮影の候補地に上がるのはごくごく自然な成り行きでしょう。
その辺りの所は、土地勘のある者同士でなら、充分に理解のし合える所かと思います。
しかし、その説明が日本人以外の海外の方々にも通用するのか否かと言えば、必ずしも通用しないのではないか?とも予想します。
海外市場の殆ど全てを切り捨てる固い決意や覚悟が無いのであれば、なおさら慎重であるべきだったのかと考えます。
しかしながら今回のケースなら、靖国神社以外の何処か他の神社への参拝でさえあったのなら、それほどの問題にはならなかったのではないか?とも思います。
西洋人か教会に行っても決して不自然ではないし、中国人が孔子廟に行っても別に不自然には感じません。日本人が神社に行くこともまた斯くの如しでしょう。
東郷神社や乃木神社ならロシア人が嫌がるのかも知れませんが、北方四島の不法占拠を続けるロシアになら「せいぜい嫌がらせておけば良い」とも個人的にはついついそう思えてしまいます。
靖国参拝でもプライベートなら問題なし
プライベートで参拝する分には、例えそれが靖国神社であっても、
思想や信教の自由が日本では現憲法で保障されているので、何処の宗教施設に参拝しようとも
個人の内心の自由ではあります。
しかしその様子をオフィシャルでネット上にUPした事実が、海外でのセールスの障りにもなるのかと推察いたします。
今時のアニメ業界にとっては、海外市場は決して無視の出来ない大変に有望な畑でしょう。
海外の巨大市場でもし不買運動でも起こってしまったら、良かれと思ってオフィシャルで撮影した折角の宣伝動画が、逆効果になってしまいます。
・・・労力がもったいないです。
プライベートで内々に参拝する分には、例えその対象が靖国神社であったとしても、個人の内心の自由ではあります。
しかしその靖国参拝の事実をオフィシャルの動画で明かしてしまう行為は、海外に市場を持つ業界の一員としては、迂闊だったと言わざるを得ないでしょう。
オフィシャルでも参拝さえしなければ問題なし
また、もし仮にオフィシャルでネットに上げたとしても、参拝さえしていなければ
(或いは参拝していたとしても、その事実さえオフィシャルの動画上では明かさなければ)、観光地の1つとしての靖国神社を訪れる分には、対海外的にも恐らくは問題は無かったのではないか?とも推察いたします。
もし仮に「靖国神社には行くことも通ることもまかりならぬ」と言う海外からの抗議であるのならば、海外在住の外国人が日本国内での日本人の移動や交通の自由権をも侵害していることになるので、もしそうであるのなら、日本社会はそのような理不尽な要求など断じて容認してはならぬと考えます。(・・・しかし今回の場合は、さすがにそういうコトではないと思います。)
また逆に、靖国神社を観光地として訪れるだけで参拝しない(或いは参拝している様子をUPしない)ことを理由にして炎上させるようなごく一部の国内勢力がもしも仮にあったとしても、そのようなカルトでセクトな勢力ならソレはもうサスガにカタギ的にはマトモに相手になどしなくても良いと思うし、業界なり関係者なり警察なりファンなりが、そのような一部のカルトセクトな国内勢力に対抗して守って行けば良いのかと考えます。
他宗派の人であっても、宗教的な行事としてではなく社会的な行事としてのその宗教施設への訪問や観光や参加なら、一般的には全く問題ないと考えます。
神社仏閣を観光したり,参道の屋台で買い食いしたり,教会のバザーで買い物しても、参拝や礼拝等の宗教的な行為さえ伴っていなければ、他宗派の人であっても一般的にはそれほどの問題にはならない筈かと考えます。
・・・しかし聞く所によると、今回のケースでは靖国神社に参拝している事実をオフィシャルの動画で明かしていたそうなので、その点こそが
海外での着火点になってしまったのかと推察いたします。
A級戦犯さえ分祀されれば靖国参拝でも問題なし
糞を練り込んだ味噌は、味噌か?糞か?
もしソレを味噌と認めれば、糞を練り込んだその味噌を食わせさせられる羽目にも陥りかねません。
少なくとも個人的には、そんなものは断じて味噌とは認めません。クソです。
糞入りの味噌など決して人様に食わせるべきではないし、自分でも絶対に食わされたくなどはないからです。人間の尊厳の問題でもあると思います。
A級戦犯は分祀すべきと考えます。
A級戦犯の合祀こそが、痛恨の過ちだったのだと考えます。
主に
戦死者である英霊に
刑死者のA級戦犯を合祀した時の宮司の判断にこそ、強い違和感を覚えます。
靖国神社は旧帝国を打ち立てた
倒幕思想の本山でもありますが、その帝国を滅ぼしてしまう
亡国の戦争を始めた帝国第一の非国民たるA級戦犯を合祀してしまうなどとは、「
味噌に糞を練り込むような真似が、よくもまぁ出来たものだ」と、個人的には驚きをもって只々呆れるばかりです。
また、靖国神社は旧帝国のための神社でもあるので、旧帝国で完結すべきと考えます。
戦後の現日本国の殉職者を一宗教法人に過ぎない靖国神社が勝手に合祀する行為にも、現日本国の行政権への介入の疑義があるのと同時に各々の国民に保障された信教の自由への侵害にもあたり、現憲法の第20条を持ち出すまでもなく、現日本国にはそぐわないと一現代人としては感じます。
多くの諸外国のように、
戦死者の為の国立で無宗教な追悼施設が日本には無いこと自体が、靖国神社のA級戦犯合祀後の今では、日本の
外交上の1つの弱点にもなっているようにも個人的には思えます。
今回の一連の出来事の原因も、そもそもの根本原因は、この外交上の弱点にこそあると考えます。
靖国神社がA級戦犯を合祀したせいで、今回の件に限らず、何かに付けて
国外勢力にイチイチつけ込まれる外交上の隙を晒し続けていること自体が、本当に愚かでバカバカしいと感じます。
国家神道ではない無宗教の追悼施設がもし日本にもあれば、日本人を含む世界中のあらゆる国々のあらゆる宗教の人々にも、日本の戦死者をわだかまり無く追悼することが出来るかと考えます。
何となくですが、現状では千鳥ヶ淵戦没者墓苑がその条件に最も近いのではないか?と個人的には感じます。
以上のごく個人的に考える「今回の出来事の原因」や「今後の回避策」を、短く要約すると次の通りです。
撮影場所がたとえ靖国神社であったとしても、参拝している様子が映っていなければ、それほど問題は無かったのではないか?と考えます。
他の神社なら尚のこと問題など無かったのでしょう。また、たとえ靖国神社であったとしても、場所を明かさず特定もされなければ、特に問題は無かったのではないか?とも思います。
また、ごく個人的にプライベートで内々に参拝する分には、全く問題ないと考えます。
或いは、靖国神社にA級戦犯さえ合祀されていなければ、そもそも初めから根本的に何ら全く問題など無かったのだろうと考えます。
今回の出来事は、当該声優さんやその関係者の方々にとっては、まさに『認識不足』と言うことだったのかと思います。
当該声優さんの関係者達全体の『認識不足』による、ごくごく単純な“
凡ミス”に過ぎなかったのではないか?と推察いたします。
その昔「ヒ△▽ーおじサンいい人」ってTVの電波で口走ってしまった
(或いは周りの大人たちに言わされたのか?)Jr.アイドルの事案を思い起こしてしまいました。
それこそ関係者達の全員が某国の某暗殺部隊に命をも狙われかねないような、危険で重大な案件でもあります。
世界には,或いは海外には、必ずしも「知らなかった」では済まされないようなシビアな問題も、悲しいことではありますが決して無くはないようでもあります。
あの案件は、周囲の大人達が事前にOA内容を編集でカットして、そのJr.アイドルを守るべきだったのではないか?と個人的には今でもそう考えます。それは、周囲の関係者達自身が、自分自身の身を守ることでもある筈だと思います。
今回の動画削除の出来事には流石にそこまでの深刻さはありませんが、周囲のスタッフ陣や大人達には、何か似たような迂闊さを感じます。
しかし全ては既にもう終わったことでもあります。
その終わった話をネット上で蒸し返して“売国奴”呼ばわりまでをもするような人も世の中にはいるそうですが、寧ろそっちの方がキモくてコワいです。一体どちらが“売国奴”なのでしょうか?
対外問題で日本人が同じ日本人を“売国奴”呼ばわりまでをもして中傷・攻撃することの方が、よっぽどコワくてアブないです。
今の時代の
声優さんや
アニソン歌手(或いは日本の国際的な一部のアイドル)は、
日本文化・なかんずく
日本語そのものを
輸出コンテンツにも出来得る特異な才能を持つ方々でもあります。
その第一線で活躍する人材
(或いは『人財』)とも言える方を軽々しく“売国奴” 呼ばわりする者達こそが、寧ろ“売国奴”であります。
ネット上では、「今の時代に声優など代わりはいくらでもいる」という主旨の書き込みも一部にはあったようでもありますが、その当該声優さんの場合は(少し前にハヤった言い方で言う所の)“余人に代えがたい”才能やキャリア,実績の持ち主かと思います。
代わりの務まりそうなレベルの声優さんなら、他にも決していなくはないだろうけれども、そのレベルに達している声優さんなら恐らくは誰もなかなかスケジュールも空かない上にギャランティも決して安くはないのではないか?とも推察いたします。
ネット上も一応は公共空間でもあります。“売国奴”などと言う激しい言葉は、公の場所で人が人に軽々しく浴びせて良い言葉などでは決してありません。いくら何でも言い過ぎです。

アニメ業界やマンガ業界なら“取り敢えず叩き易いからスケープゴートにしても良い”などという類の“
昭和的な勘違い”でもしているのなら、時代遅れも甚だしいと感じます。
ウヨウヨも、苦笑いで済む程度に寒いギャグなら兎も角として、ウヨウヨ過ぎると
ウヨキショです。
ばカルトセクトがキモ過ぎです。きんもー。
初めに触れたことでもありますが、その当該声優さんと周囲の関係者の方々には、今回のことはもう終わったこととして早急に切り替えて、今後とも今まで以上に大いに活躍して欲しいと切に望みます。
こんな些細でツマラナイ問題などで決して躓いて欲しくなどはないからです。
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