本日、美乃坂本駅を出発点として中津川駅まで「ほとんど旧中山道上を歩くコース」のさわやかウォーキングが行われました。
この坂本立場跡(茶店などがあったところらしい)までは美乃坂本駅の駅前通を、ここからは旧中山道沿いに歩くことになります。

将監塚。
江戸時代初期の美濃国幕府直轄領の代官・岡田将監を祭る。

六地蔵。
普通の「六地蔵」といえば昔話の「笠地蔵」としてもお馴染みで、お地蔵さんが六体立っているのだが、これは六角の石灯籠形構造物に六体を掘ってあるという珍しい形。
ちなみに六体というのは「六道(天上界・修羅道・人間道・畜生道・餓鬼道・地獄道)の衆生を満遍なく救う」を意味しているのだとか。

はい、ちょっと寄り道(ちゃんとコース上です)。
サラダコスモの「ちこり蔵」の見学がコースに含まれていました。
チコリーの根を使った焼酎を売り出し中。
ゆくゆくは中津川の「純粋地焼酎」の蔵元を目指しているらしい。
※はざま酒造の「やっとかめ」は「麦焼酎のブレンド」でなおかつ「甲種」(宝焼酎の「純」などと同じ扱いだそうです)だし、大鋸の「美濃薩摩」(サツマイモ)、「栗林」(栗)、「縁萬」(大麦)は材料のみ中津川産で醸造元はそれぞれ鹿児島県、兵庫県、大分県だし…(^_^;)

上宿・こでの木坂の一里塚。

その近くにある双頭一身道祖神。
道祖神は元はイザナギノミコトが黄泉の国から逃げ帰ってきたときに最後に「黄泉の国とこの世との封印」として塞いだ岩の精霊で「塞の神」とも呼ばれる。
※ニニギノミコトの天下りの際の先導役を務めた猿田彦命だとする説もあります。
「塞の神」の音が「さい」であることから「妻」と結び付けられた。
「右苗木道」という道しるべも兼ねており、ここが苗木へ行く道(遠山氏の大名行列などが通った道)との分岐点になっていたことが伺える。
要は中山道が現在の国道19号線(因みに中山道は瑞浪市から先は22号線のルートへ入り、下街道が19号線・中央西線と沿っている)なら苗木道は257号線といったところか。


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