愛知県豊川市の飯田線・牛久保駅をスタート地点・同豊川駅をゴール地点とする「JR東海・さわやかウォーキング」が開催されたので参加してきました。
今川義元公の墓所(大聖寺)
桶狭間の合戦にて敗死した今川義元の胴(首は織田の武将に取られてしまったので)をここまで運んできて葬り、手水鉢をその上に置いて墓じるしとしたもの、とのことである。
その後、義元の子である今川氏真の寄進により供養された。
「風林火山」でおなじみの山本勘助の墓と長谷寺
山本勘助は武田信玄の出家に伴っての出家の際に幼馴染のこの寺の住職のもとで剃髪、遺髪を託したとのこと。
同時に戦いに出ていくときに兜の中に入れていた摩利支天の像もこの寺に委ねた。(摩利支天堂の本尊がそれとのことである)
住職は勘助の訃報(第四回目の川中島の戦いにて壮絶なる戦死を遂げた)を聞いて五輪塔を立て、遺髪をそこに収めた。
豊川稲荷。
確かに鳥居はある。でもここは妙厳寺という曹洞宗の寺院。
「寺院である証」として稲荷堂の前には線香を焚く香炉がある。
※神社だったらこれがない。
稲荷堂の祭神は荼吉尼天。
狐にまたがった女神様であることから神仏混淆崇拝の時代には同じく狐を神使とする伏見稲荷神社の祭神であるところの宇迦御霊神(ウカノミタマノカミ)と混同されて現在に至っている。
因みに荼吉尼天は「鎮守」であり、妙厳寺の本来の本尊は法堂(はっとう)に安置されている千手観音である。

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