中津川市内にある鉄道の廃線跡と聞いてまず思い浮かぶのは「北恵那鉄道」(現・北恵那交通)でしょうか。
あまり知られていないと思われる中津川市内の本州製紙(現在の王子特殊紙)中津川工場と中津川駅の構内の貨物ヤードとの間を結んでいた「本州製紙専用線(引込み線のこと)」廃線跡を紹介します。
中津川駅構内の中津川貨物ヤード跡地を四ツ目川橋梁近くから望む。
「貯木場跡地」こと本町公園から中津川市役所までの間は「遊歩道公園」として整備されています。
本町公園のD51-266号機。
あくまでも「借り物」だからか、何時呼び戻されてもいいようにちゃんと整備の上厳重保管されているというのが泣けます。
「遊歩道公園」本町公園側入口。
市役所側を江戸・日本橋、本町公園側を京・三条大橋に見立てた「ミニ中山道」となっております。
往時の面影を今に伝える旧・中山道(下町通り)との立体交差部にあった中央橋の「勾配票」。
ペンキで書かれているというのがまた時代を感じさせますね。
このほかには王子特殊紙の工場内に「橋梁」があるだけです。
廃線跡は市役所から上も道路にはなっていますが一般の道扱いです。
ここが貨物列車の工場への入口跡ですね。
専用線である以上は当たり前ですが線路自体は工場内まで伸びていました。


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