ノブが2歳のとき、私の母が亡くなった。享年53歳。まだまだ若い死でした。
それが、今から22年前の1月31日でした。昭和59年のことです。
あの日、kagawaは大雪でした。温暖な四国には珍しい、大雪。
夜明けに病院を出たときは外は真っ白でした。悲しみがこみ上げてきたのを憶えています。
母の死の場面で、ノブの障害を確信した私です。あのときは、正直辛かったなぁ〜。母親というのは、自分が母になり、子育てで悩んだときに本当に頼りになるものだと、つくづく思いました。母に相談したかった。ノブのことで愚痴をしっかりこぼしたかった。もっと親孝行したらよかった、と思うよりも、もっと子育てのアドバイスをもらいたかった。
とても幸せな毎日を過ごしていた私にとって、母の子育ては見本だったのにねぇ。母が私を育てたように、私もノブを育てたかった。
母はノブの障害を知らずに逝きました。
それはある意味、よかったのかもしれない。
今、私は自分が育てられたようにノブを育てている気がします。
って、まだまだかなぁ?笑 まだまだ未熟者ですもん。私。
1月の最後の日は、母を思い出します。
今日は、雪ではなく、雨だけど・・・。
あと5年で、私は母の歳になる。

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