那珂市の1級指導士が担当した比較的最近の3級養成講習会の様子を紹介します。
いずれも、宇留野、落合、三田の3人で分担しました。この他、プラザでの2級講習会の一部を担当しました。
なお、講習中には常時会場におられ、準備、片付やレポート配布集計等に支援を頂いた那珂市介護長寿課と社協の皆様に感謝の意を表します。今後も色々な面で行政の支援をお願いします。
(1)(平成26年度 128コース)講習(2014.9.8〜2014.9.29)
受講者 15名
(2)(平成28年度 155コース)講習(2016.6.27〜2016.7.22)
受講者 9名
(3) (平成30年 178コース)講習(2018.6.25〜2018.7.17)
受講者 16名
@全体的な講義の様子
・全般的に時間配分、説明、チームワーク等は問題なくうまくいった。受講者は積極的に受講し、日を重ねる毎に、指導士も受講者も講義のやり方に慣れて、受講者の緊張感も少なくなり、楽しい雰囲気の講習となった。特に、主の指導士が勘違いや説明不足の時に、副やフロアの指導士がタイミングよくフォローして、分かり易い講義なった。
・休憩時間には適時受講者と談笑して交流を図り、楽しい雰囲気になった。
A工夫した点
・いっぱつ体操の号令かけは、何度練習しても早くなりがちであったので、実技指導時に、タイマーを見ながら皆で号令かけの練習をしたのはよかった。
・テスト後に、自分のテストの成績を知りたいという要望があり、テスト用紙と一緒にメモ用紙(自分の回答を転記)を配布して好評だった。
・関節の運動で上肢と下肢で同じ動き(例えば、肩関節と股関節の屈曲と伸展)を1つにまとめた図を作成・配布したのでわかり易く好評だった。
B今後の注意点
・間違いやすい体操は、4日目のレポート記載の「復習したい体操」と共に復習したが、最終日には時間が少なかった。今後はこれらの体操は実技指導時に意識して丁寧に説明いたい。理解度が低かった体操を以下に記載する。
@腰方形筋と腸腰筋の強化、A腹筋の強化と失禁予防体操、B腹斜筋の体操の捻りの方向、C猿まね体操の腕の動き、D寝て1-4、寝て2-7,8の体操、E上腕の強化の手の組み方、F椅子での移乗と腰方形筋の体操、等
・講義や体操の時、理解度の低い受講者はほぼ特定できたので、副の指導士はさりげなく様子をみて、早めにその受講者に指摘・指導するよう努めた。今後は、講義にはその受講者の反応を見ながら講義したい。
・実指導の進め方では、受講者が自信をつける言葉のかけ方を工夫したい。
・那珂市の学習会で1級指導士の講義も適時実施して、現指導士のレベルアップと今後の養成講習に備えたい。
Cその他
・178コースでは「実指導の進め方」のカードを渡した直後に、カードの体操とテキストの体操の関連について多くの質問を受けた。初見ではやや分かりづらいカードもあるようなので、カードの説明等を工夫する必要があると思う。
・鎖骨の由来について、毎回好評なので古代中国での脱走兵の話をしているが、これは数年前に1級テキストでは出典不詳のため削除された。英語のclavicle「小さな鍵」(古代ローマ時代の窓の締め金具)を「重訂解体新書」で翻訳したという文献があった。さらに、最近のウィキペディアでは、引用文献(「退化」の進化学)が追記されているので、次回以降も古代中国での脱走兵の話をしても問題ないと思っている。
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ウィキペディアより
漢方典籍では主に「血盆骨」の名が用いられ、『解体新書』では前野良沢(翻訳係)と杉田玄白(清書係)もこの語を当てたが、『重訂解体新書』では大槻玄沢が訳し直し「鎖骨」の語を当てている[9]。 この鎖骨は血盆骨の別名の一つで、古くは1247年に出版された法医学書洗冤集録に使用が見られる[10]。他に「鎖子骨」「𩩓子骨[11]」「缺盆骨(欠盆骨)」「拄骨」「巨骨」とも書く。鎖骨内側の窪みを「缺盆」と言う。鎖骨外端の経穴を巨骨穴と言う。
近年では、「鎖骨」という名称は、昔の中国で囚人を捕らえておくために、この骨の後に穴をあけて鎖をとおしたことに由来するなどと主張する者もいる[12]。
[9] 『全体新論』と『解体新書』の漢字医学術語について
[10] 洗冤集錄 : 二十四、殺傷 - 中國哲學書電子化計劃
[11] 醫宗金鑒
[12] ブルーバックスB-1537「退化」の進化学 犬塚則久 2007年 講談社 ISBN 4-06-257537-X 63ページ
http://www005.upp.so-net.ne.jp/shigas/HOMPG914.HTM
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中国の図書として以下を見つけました。
锁骨_百度百科
https://baike.baidu.com/item/%E9%94%81%E9%AA%A8
古代奴隶社会奴隶主为了防止奴隶逃跑,用绳子或锁链穿越锁骨下端以栓起,后演变为锁骨,所以“锁骨”是个会意词。另外,许多武侠小说中提到琵琶骨,其实就是锁骨。古代为困住武林高手,先在锁骨上钻个洞,再用铁环锁住。因为锁骨在被钻孔后极端脆弱,因此武功再强也无法使出,所以被称为锁骨。
以下、日本語に翻訳しましたが、誤訳があったらお許しください(汗)。中国語は漢字なのでなんとなく分かりますよね。
古代の奴隷制社会において奴隷を使っていた者達が奴隷が逃走するのを防止するため、縄あるいは鎖を鎖骨の下で捧げて鍵をかけたから、“鎖骨”を言われ始めたという納得できる説です。
その他に、たくさんの義侠小説の中で肩胛骨として言及されているのは、実は鎖骨です。古代に武術界の達人が住んでいた頃、鎖骨の上に穴をあけて、そこを鉄の輪のゆるみ止めとして使いました。鎖骨はきわめてもろくて弱いため、達人は用いることをやめたのですが、鎖骨と称させられるようになったという説もあります。
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以下のように説明している方もいます。
鎖骨は、骨の名前としては有名で、柔道やラグビーで肩から転倒した時に折れやすい骨です。顎の下の首の付け根で左右に存在し、皮膚の直下にあるため、容易に触ることができます。
英語ではクラビクルclavicleと言います。古代ローマ時代、S字形をした窓の締め金具のことをクラビスと呼んでいました。この金具と鎖骨の形がよく似ていることから、「小さな鍵」を意味するクラビクラと名付けられたのが語源です。
日本では、解体新書が出るまでは、鎖骨は欠盆骨(けつぼんこつ)と呼ばれていました。欠盆は灸のツボの1つで、鎖骨の頭側にある凹みのことをいいます。解体新書では、クラビクルの本来の意味を錠と鍵と解釈して、呼び名を鎖骨に改めたのでした。
鎖国というのは国を鎖(とざ)すことですから、語源から考えますと、鎖骨と命名されたことには合点がいきます。鎖骨の名前の由来について、ネックレスの鎖に関係しているという噂があるようですが、これは間違いになります。

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