3月5日に1級指導士フォローアップ研修会が開催された。那珂市から宇留野さん、落合さんと三田が参加した。毎年2組に分かれて実施され、今日は18市町村の78人が出席した。
フォローアップ研修会の目的は、以下の通り。
(1)3級養成講習会の講師を務める際に必要な知識や、近年の養成事業の傾向・変更点の確認、 共通認識の向上を図る。
(2)3級養成講習会カルキュラムを確認し、平成31年度のテキスト等の変更点を確認する。
毎年この時期に開催され、最後に集合写真を撮っているが、3級養成講習会なら記念になるが、フォローアップ研修会では必要ないという声も多い。
今回の研修会の主な内容は(1)大田先生の講話、(2)諸連絡、(3)体操復習 である。
(1)大田先生の講話
28年度地域包括ケア研究会報告書に記載してある「2040年に向けた挑戦」について解説された。2040年は団塊の世代が亡くなるピークの年である。100年生きる予防として、ゼロ次予防、一次予防、二次予防、三次予防の解説があり、シルリハ体操は全てに関わるが、二次予防に主に関わっている。
〇ゼロ次予防:地域環境、社会環境の整備
〇一次予防:生活習慣病予防(元気)今後シルリハにを期待(紙芝居)
〇二次予防:介護予防(寝たきりにさせない)シルリハ
〇三次予防:寝たきり予防(寝たきりを遅らせる)リハ職(PT、 OT )が主体でシルリハが補助
2019.3.1現在の指導士の数は8789人(1級:213人、2級:3005人、3級:5571人)であり、29年度の参加延人数:625144人、指導回数:42639回、指導士延人数:146417人との報告があった。
1級指導士のいる市町村は、20年度7から始まり、22年度17(那珂市4人を含む)、30年度38、現在44であるとの紹介があった。
今後の課題として、指導士増、送迎・訪問、生活習慣病啓発(紙芝居)、リハ職との連携が挙げられた。
生活習慣病の啓発のため、厚生省が紙芝居を作成中とのことです。これをシルリハ教室でやれば一気に生活習慣病の啓発ができると大田先生は考えておられる。下の写真の感じです。
最後に、100歳を過ぎても現役の医師を続け高齢者が活躍できる社会のあり方などに提言を続けてきた医師・日野原重明さん(享年105)、の言葉のひとつを紹介された。
「使命とは命を人のために使うこと」
28年度地域包括ケア研究会報告書のURLは下記である。
https://www.murc.jp/sp/1509/houkatsu/houkatsu_01/h28_01.pdf#search=%2728%E5%B9%B4%E5%BA%A6+%E5%9C%B0%E5%9F%9F%E5%8C%85%E6%8B%AC%E3%82%B1%E3%82%A2%E7%A0%94%E7%A9%B6%E4%BC%9A%E5%A0%B1%E5%91%8A%E6%9B%B8%27
(2)諸連絡
3級養成講習会の報告、テキストの変更点など紹介があった。
また、県外のシルリハ体操の取り組みとして、公益社団法人日本理学療法士協会と連携して進め、現在北海道から九州まで25市町村があることが紹介された。
(3)体操復習
3級養成講習会を念頭に置いて主な体操について、スタッフが説明し、1級指導士が質問した。 最後に「シルリハ体操には複式呼吸が4か所でてくるが、その目的が微妙に異なるのでその理由を教えてほしい(例えば、寝てする体操の1の1番目では息をしっかり吐ききるが、7番目ではリラックスなので吐ききることは意識しないので、テキストの効果が異なるのは理解できる。先日の勉強会では、複式呼吸をやったのでこのことは説明して共通理解するようにしました。)」と質問したが、プラザの宿題となった。回答があればここに書き込みます。
最後に集合写真を撮った(来年度からやめるかも。)。過去分と共に写真を添付します。


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