平成15年12月に国立病院を定年退職後、約40年ぶりに生まれ故郷(高知市鏡)にもどり、集落の人々と交流しながら、無(減)農薬・有機栽培の野菜・果樹つくり、美食の探求などに試行錯誤で挑戦中(現在77歳の後期高齢者)
また、おんちゃんの作った野菜や果樹、山菜を直売店・鏡むらの店に出荷し、微力ながら、地産地消に貢献中!
高知市鏡(旧鏡村)は、高知市の北部に位置し、高知市の水瓶鏡ダムを抱える面積60.06kuの山村地域ですが、高知市中心部より車で30分で来ることができる大変街に近い田舎です。
地形は平坦地がきわめて少なく、標高20〜900mの山々が連なり、15〜40度の急傾斜地が全体の95%を占めています。そして耕作面積は少なく林野率は87%に及んでいます。
気候は年平均気温は15℃前後と比較的温暖多雨で植物の生育には適していますが、山間部で日照時間が短いため、主要農作物の収穫量は少ない反面、わらび、ゼンマイ、イタドリなどの山菜はもとより、たくさんの珍しい山野草なども見られます。
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2007/6/30
昨日の高知新聞の夕刊に「鏡川上流にアユ53万匹」という見出しで、ダム湖でふ化したアユが想像以上に多く生息していると報道。多く育った原因は、今年は暖冬で鏡ダム湖の水温が高く、稚魚が越冬できたことや、少雨で水の入れ替わりが少なくえさのプランクトンが多かったことなどが要因という。
野次馬根性のおんちゃんはこの目で確かめたくなり鏡川上流の土佐山へ愛用の水中デジカメをもって直行した。
水の中に入らなくても、橋の上などから見るとアユが群がっているのがよく見え、近年にない大群のアユである。仮に延べ1万人がアユ漁に行けば、一人53匹取れる計算だ。早速、水中メガネとデジカメをもって潜って撮したのが上の写真。ダムで育ったと思われるアユは一段と大きく、これからのアユ漁が楽しみだ。この写真にはアユが8匹写っているがわるかな?

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2007/6/28

ヤマモモは豊作、不作を年ごとに繰り返すが、今年は豊作の年で実が色づいてきた。昔は、おんちゃんを含めて子供たちの好物の一つで、ヒガチ(ガツガツ)で食った思い出があるが、食べ物があふれている最近では子供たちもあまり見向きもしない。親戚の子供たちにヤマモモを取りに来るよう声を掛けても乗ってこない。10本ほどあるヤマモモの大木の実も結局は落ちてしまって、大地に帰ってしまう。おんちゃんはたまに、ヤマモモ酒をつくるが赤ワインのようなきれいな色がして、結構いける。
ところで、おんちゃんはヤマモモは「高知県の木」だと思いこんでいたが、木でなくて「高知県の花」に制定されている。花と言うより木のイメージが強いが・・・。「高知県の木」はヤナセスギである。勘違いが一つ是正された。

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2007/6/27
今年のイノシシの猟期にはイノシシが田畑に現れた形跡はみられなかったが、おんちゃんの畑に行く農道にイノシシが鼻と牙ででミミズを探して掘り起こした跡が生々しい。この道は民家から100mの近いところである。このあたりには芋なども植えてあるので食い荒らされる可能性がある。
近所のイノシシ猟の名犬・チョコを連れていって、イノシシが近辺にいないかチェックしようと思っている。
田舎には、イノシシ、ハクビシン、タヌキ、マムシ、アナグマ、カラスなど天敵が多く人間との知恵比べだ。

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2007/6/26

今年は、良い天気が続くので桃も色づき始めた。ずいぶん袋がけが遅くなったが、今日袋がけを120個ほど行った。この桃は「夏乙女」という品種でうまく育てたら糖度が24度以上になるらしい。桃の木はカリカリ桃などと合わせて5本ほどあるが、まだ植えて間もないので実を付ける数が少ないが、これから年々倍増していくよう手入れをしようと思っている。
おんちゃんのこのような願いにもかかわらず、昨年は7月20日頃、初めて実を付けたこの桃をハクビシン一家が袋を破り、一夜にして食べ尽くされ、タダの一つも残っていなかった。今年はそんな悔しい思いをしないよう、ネットを張るなどして、ハクビシン対策を早急に立てようと思っている。「今年は絶対桃を食うぞ〜!!!」とおんちゃんは張り切っている。

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2007/6/25

雑草は今の時期が一番成長が早い。除草剤を使わず、順次草刈り機で刈るのに越したことはないが、広い農地を刈るのはたいへんな農作業で、ヨボヨボのおんちゃん一人では手を焼く。そこで、先日新発売された「ラウンドアップ マックスロード」を試しに初めて使ってみた。左の写真が除草剤をまく前で、右が除草剤によって雑草が枯れた状態だ。除草剤の散布にムラがあったためか、所々に雑草が残っているが、見事に除草されている。
近所の農業の達人が言うのに「畑の岸に除草剤をかけると、雑草の根まで枯れて、岸がくずれるぜよ」と教えてもらっている。雑草もそれなりの働きもあり、この点おんちゃんも注意して出来るだけ平坦な場所しか除草剤をまかないようにしている。除草剤を散布するにしてもイロハがあり、色々勉強になる。

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2007/6/23
昨日、OBの皆が梅を取った梅園は終わったが、おんちゃんの梅園は大きく分けて三カ所にあり、まだ収穫できる他の場所に行って梅を取ることにした。今年の梅は多くなっているいるのと一つもなっていない梅があり両極端だ。今日取る梅は鈴なりで、一本の木で写真のように約20キログラム取ったが、まだまだ多くなっており、全部で40キログラム近く収穫できることになりそう。
さて、もったいないので取ったものの、一部はブランデー漬けにしようと思っていたが、全部漬けるにはブランデーが多くいるのでこれももったいない。去る6月15日に、NHKの「きょうの料理」で、梅の漬け方の放送がありビデオに録っていたがその中で、みりんで漬ける方法を紹介していた。おんちゃんはみりんで漬けるのは初めてだったので、挑戦してみた。みりんは本みりんがよいとのことで、買ったが1升が2625円もして、ブランデーの1974円より高い。果たしてそれほどの値打ちがあるみりん漬けが出来るか今後の楽しみにしておこうと思っている。
漬け方はごくシンプルで梅1キログラムに対してみりんを1升入れておしまい。その他の梅はブランデー漬けやらっきょう酢漬け、ホワイトリカー漬け、塩漬け、蜂蜜漬けと梅を漬け、梅の容器で部屋がいっぱいになり、ほとほと飽きてしまって梅の顔を見るのもイヤになった。



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2007/6/18

いつも牛糞をもらう牧場に発酵牛糞が出ていたので、急いで取りに行った。年に3、4回出ているが、時季によって多くの人が取りに行って、その日になくなるときがある。今日は、土嚢袋に60袋を軽トラに満載して取ってきた。無料だからありがたい。
おんちゃんは、有機肥料しか使わないが、牛糞の他に鶏糞も使っている。肥料の成分としては、牛糞はカリが多く、鶏糞はリン酸が多いので、この二つをブレンドして、互いに補完することによって相乗効果で野菜や果樹が元気になる。また、ブレンドする割合はカリは「根肥(ねごえ)」ともいい、根の成長を良くするので大根などには牛糞を多く使用し、リン酸は「実肥(みごえ)」と言われるように、花や実を成長させるので、梅や柿には鶏糞を多く使用する。鶏糞は畑を耕すとき、風などで拡散されない「鶏糞ペレット」を農協から購入している。
今年は梅に多くの割合で鶏糞を使用したので、実が大きく成長し、梅の塩漬けなどには大きすぎてあまり適さない。「もっと小さく育ててや!」という声が多い。

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2007/6/15
梅雨の時季だというのに連日、晴天が続き、畑は砂漠の砂のようにカラカラの異常気象であったが、高知県地方もやっと梅雨入りを宣言し、少しお湿りがあった。
そこで今日は、今まで控えていた芋を植えることにした。まだ天気がどうなるか解らないので、とりあえず、100本ほど植えてみた。畑の表面は雨で濡れているが、5センチほど掘ると乾燥している。芋が枯れることはまずないと思うが、最近の気象は変だ。 芋の品種は、昨年と同じで「土佐金時」で、なかなか品質がよい。今後はもっと植えるのを増やして、秋の収穫時には親戚の子供たちを呼び、「芋掘り」を行う予定。

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2007/6/15
先日の北海道旅行では色々な面で見聞を広めたが、中でも昆布についてはずいぶん勉強になった。今まで昆布は高知の中央市場で、種類も確認せず、無頓着に1等と区分された昆布を購入して料理に使っていたが、一緒に旅行に行った昆布に詳しい同窓生や現地の昆布の専門家から、知床半島の羅臼の海で採れる羅臼昆布(別名「えながおにこんぶ」ともいう)のすばらしさを色々教えてもらった。プロの料理人はお吸い物などに必ず、昆布の王様と呼ばれるこの羅臼昆布を使用する。昆布の旨み成分が、他の昆布より3倍以上多く含まれているとのこと。あえて欠点は、若干だし汁が黄色みがかった色が付き味が濃いすぎると言うことになる。
早速、北海道で買ってきた羅臼昆布でお吸い物や昆布酢(酢100ccに対して昆布10g )でなますなどつくってみたが、他のものよりダントツに旨い料理が出来る。どうやらおんちゃんは羅臼昆布のとりこになりそう。


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