平成15年12月に国立病院を定年退職後、約40年ぶりに生まれ故郷(高知市鏡)にもどり、集落の人々と交流しながら、無(減)農薬・有機栽培の野菜・果樹つくり、美食の探求などに試行錯誤で挑戦中(現在77歳の後期高齢者)
また、おんちゃんの作った野菜や果樹、山菜を直売店・鏡むらの店に出荷し、微力ながら、地産地消に貢献中!
高知市鏡(旧鏡村)は、高知市の北部に位置し、高知市の水瓶鏡ダムを抱える面積60.06kuの山村地域ですが、高知市中心部より車で30分で来ることができる大変街に近い田舎です。
地形は平坦地がきわめて少なく、標高20〜900mの山々が連なり、15〜40度の急傾斜地が全体の95%を占めています。そして耕作面積は少なく林野率は87%に及んでいます。
気候は年平均気温は15℃前後と比較的温暖多雨で植物の生育には適していますが、山間部で日照時間が短いため、主要農作物の収穫量は少ない反面、わらび、ゼンマイ、イタドリなどの山菜はもとより、たくさんの珍しい山野草なども見られます。
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2007/9/24
おんちゃんが勤めていた病院のOB合計7名で、自動車で6日間の九州旅行をすることになった。まず、毎日温泉にはいること、九州あちこちにある焼き物を楽しむことが主な目的。
初日の今日は、まず、高知市内在住の6名がとりあえず、宿毛にいるOB宅に出向き、今夜はOB宅に泊めてもらい、次の日の早朝7時に宿毛港を出発する手はずだ。
高知市を午後4時頃出発し、幡多郡黒潮町挙の川にある「ニュー佐賀温泉」に入ることとなった。

この温泉には、この道中を通るときには必ずといってもよいほど、温泉に入る。「四国唯一の高濃度温泉」が売り物で、肌がつるつると実に気持がよく、これほどのつるつる感の温泉はおんちゃんは他に体験したことがない。入浴料も500円と安い。
宿毛のOB宅についたのは8時過ぎで、夜遅くまでつもる話は尽きない。

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2007/9/23
ハブ茶を作る最後の仕上げに、ハブ茶を適当な長さにカットしなければならない。昨年までは剪定ばさみでカットしていたが、量が多いので手が疲れて握力がなくなり大変だった。そこで、思い出したのが、子供のころ見た「はみきり」で、これは牛のえさの草類を切る道具である。牛のえさを「はみ」といったので文字通り「はみきり」である。果たして今ごろそんなものを売っているのか、と思ったりもしたが、昔風の道具などを売っているおんちゃんのお気に入りのホームセンター「ゆうきち」(南国市)に行ってみた。
あった、あった。久しぶりに見る懐かしい「はみきり」だ。6000円近くかかったが、金に糸目をつけず購入して、今日使ってみると実に気持ちよくザックザックと切れる。剪定ばさみと比べるとこれはもうハイテク機である。今年のハブ茶の量は生のハブ茶の状態で70kgほど収穫していたので、これがなかったら大変だった。切ったあと、もう一度天日に干し、新鮮さを保つために真空パックする予定で、こうすれば年中うまいハブ茶が飲める。いや、おんちゃんのハブ茶がうまいと言って、お世辞を言う人にはついやってしまうので、1年持つかどうか・・・。「ハブ茶の作り方」はおんちゃんのHPを参照。

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2007/9/22
退職時に植えた柿の周辺の草刈りに行ったところ、柿がなりすぎて、傾きいくつか地面に着いていた。あわてて、支柱をしたが、まだ小さい木なのに、鈴なりになっている。もう4、5年生ぐらいだと思うが、今年始めて実をつけた。
ファーマーの喜びは自分が育てた作物が順調に育つことを見ることにあるとつくづく思った。
果樹作りの手引きを読むと、最初から多くならすと、柿に負担を与えすぎてよくないと書かれているが、これぐらい大きくなると、どうももったいなくて間引きをすることをためらう。果たしてその結果どうなるだろう。これも勉強だ。

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2007/9/20
近所の犬・チョコがご懐妊だ。去る7月、チョコの発情期が来て、フェロモンをまき散らすので、近所の雄犬の我が家への出入りが入れ替わり立ち替わり激しくなった。チョコが離されているときには、必ずおんちゃんの家に寄ることを知っているからだ。チョコはそこら中の雄犬を服従させる女帝なのである。
そんな7月のある日、我が家にも来ていた雄犬ゴンに対して、チョコは不機嫌に追い払おうとする。そこでおんちゃんが「チョコ、そんなに怒らんとゴンと仲良うせんいかん!」と言うと一瞬チョコが油断した隙に、ゴンがチョコにドッキング。ゴンの恋が成就した瞬間だ。おんちゃんの家の庭で合体が延々小一時間続いた。(そのときの証拠写真もあるがはしたないので掲載しない)
最近チョコが我が家に訪れたとき、必ずゴロンと横になって腹を見せる。まるで、「おんちゃんのお陰で、こんな身体になっちゃったわ」と訴えているかのように。

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2007/9/19
おんちゃんは「3分クッキング」のフアンでテキストも購入して興味のありそうな料理に挑戦している。その中でも、お気に入りの料理に「豆乳茶碗蒸し」があり、時々作っている。
そこで今日も食べたくなり、その材料の豆乳をあるスーパーへ買いに行った。ところがなかなか見つけることが出来ず、中年の女性店員に「すみません、ニュウトウはどこにありますか?」と聞くと「ニュウトウ?ニュウトウ??・・・・、ニュウトウならここにあるけんど」とその店員自ら自分の胸を指す。この時おんちゃんは気付いた。トウニュウというのを間違えてニュウトウといってしまったのだ。ニュウトウ、つまり乳頭、乳首というのである。「ちゃう、ちゃう、トウニュウ、トウニュウ」とあわてて訂正。えらい恥をかいた。
しかし、さすが土佐の女、あっけらかんとユーモアたっぷりの受け答えにおんちゃんもギャフン。それともおんちゃんがスケベに見えたがじゃろうか?
さて、本題にはいるが、これは中華風茶碗蒸しで、5月23日に放送され、レシピは下のアドレスで詳しく紹介している。
http://www.ntv.co.jp/3min/0705/0523.html
おんちゃんの作り方は、このレシピとすこし違い、干し桜エビを使うと口がごわごわとするので海老は使わないことにしている。また、普通の茶碗蒸しと同じよう、茶碗蒸し用碗で一人前ずつ作るところが違っている。ザーサイとラー油が味を引き立てる。

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2007/9/18
彼岸花のことを曼珠沙華(まんじゅしゃげ)とか田舎ではシレイ(死霊)ともいい、暗いイメージがある。最近は天候不順で、まだ夏の真っ盛りだが着実に秋の気配を感じさせる彼岸花。普通は赤い花だが、白い花も見たことがある。
この花は不思議な性質があり、花が終われば葉が伸びてくるが、冬と春を経て夏近くになるとはがまったく消えてしまい、花と葉を同時に見ることはできない。
この花の根っ子のところには「リコリン」という毒があるが、水で何回かさらすとこの毒がなくなり、デンプンが取れ食料になり、飢餓の際の食料にした。実際、おんちゃんが子供のとき、母親が彼岸花の根の毒を水にさらして、まんじゅうを作ってくれ食べた経験がある。あまりうまいという記憶がなかったが、腹の突っ張りにはなった。よほど食い物がなく、餓死寸前の貧乏であったらしい。
同世代の仲間にそれを食べた経験があったか聞いても、「そりゃあ、ないぜよ!おまんくの(君の)家はよっぽど貧乏じゃったがじゃろ」と皆が言う。この花を見ると、いつもこれを食べた体験がよみがえってくる。

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