1941
L.V.ベートーヴェン.交響曲第9番ニ短調.op.125「合唱」
マルガレーテ・テシェマッヒャー(S)
エリザベート・ヘンゲン(A)
トルステン・ラルフ(T)
ヨーゼフ・ヘルマン(Br)
ドレスデンSt.Op.O.&.Cho
(ドレスデン国立歌劇場)A-EAC40210
1942
J.S.バッハ
管弦楽組曲第3番ニ長調.BWV.1068 mov.2
ウィーンPo (ムジークフェラインザール) 独.EMI-DB7651(78rpm)
W.A.モーツアルト
交響曲第35番ニ長調.K.385(ハフナー)
ウィーンPo(ムジークフェラインザール) 独,EMI-DB7649/51(78rpm)
R.シューマン
ピアノ協奏曲イ短調.op.54
ワルター・ギーゼキング(P).
ドレスデンSt.Op.O
(ドレスデン国立歌劇場)A-EAC40215
J.ブラームス
交響曲第1番ハ短調.op.68
ウィーンPo
(ムジークフェラインザール) 独,EMI-DB7715/19 (78rpm)
同
交響曲第2番ニ長調.op.73
ウィーンPo
(ムジークフェラインザール) 独,EMI-DB7693/98(78rpm)
以上がSP時代の全容ですが,録音量の膨大な事に驚きます。ドレスデン・シュターツカペレが大半を占めてますが,音楽監督を務めていた時期が如何に充実したものであったかを物語っております。1979年にEMIは巨匠の85歳の誕生日を記念して「ベーム・イン・ドレスデン」と言うLP盤全集を制作します。日本ではGR盤等で既に知られた演奏は在ったのですが殆んどは未復刻の物ばかりでした。ベームと言えば戦前は知られず,たまに紹介されても「ビョームと言う指揮者がドイツに居る。」と書かれる始末で知名度は極めて低いものでした。尚,巨匠は前記の全集が発売された事が大変嬉しかったらしく「再びシュターツカペレ・ドレスデンの録音がきける事は此の上のない喜びである。」と祝辞を述べております。続くウィーンフィルの録音も戦時中でしたので,やはり日本では知られず,墺.プライザーの復刻CDによって知られる事に成りました


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