暑い暑いと思っていたら、いつの間にか もう秋の気配が・・・・。
秋と言えば スポーツの秋、読書の秋、そして 食欲の秋ですね。
空は青く澄み切って、雲は高くて流れない。その辺の野原に寝そべって ずっと
空を見ていたい!そんな気がする秋の空です.。
秋の空が高く見えるのは、夏の間の湿気の多い空気に変わって、大陸育ちの
乾燥した空気が日本を覆い、視界が良くなるため といわれております。
この写真は 天気の良い昼休みに、隅田川の永代橋付近から撮ったものです。
ところで、
「天高く馬肥ゆる秋」 って?
現在では、このことわざの意味は、秋になると天気も良く、馬も太るようないい
季節だという意味で使われていますが、もとの由来を一寸調べてみました。
紀元前の中国の北の方には、蒙古人の人たちが住んでいました。
彼らの住む北では冬の寒さがきびしく、冬の間は まったく食料がとれませんで
した。
そのため、秋の終わりごろになると毎年、中国に馬に乗って攻めてきては食料
を略奪していったのです。
春から夏にかけては、蒙古人の馬は青々と茂った草などを十分食べて、秋にな
った頃には立派に太った馬になっており、その馬に乗って毎年中国に攻めてくる
ことから、中国の農民たちは秋になると、「もう実りの秋になったので、蒙古人が
よく太った馬に乗ってやってくるから気をつけよう」という蒙古人の襲来に対する
警戒心を呼び起こすために、
馬肥ゆ を引用したと伝えられています。
ちなみに、中国には「万里の長城」という、延々とつづく長い城壁がありますが、
この万里の長城も当初は、蒙古人が攻めてくるのを防ぐために作られたものだ
そうです。
普段使っている 諺でも、こんな由来があったのかと あらためて思った次第です。

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