ようよう、上がりました私が初席一番叟でございます。
おあと、二番叟に三番叟、四番叟には五番叟、
御伴僧に御住持、傍に天蓋、銅鑼に妙鉢、
影灯籠に白張りと。
こう申しますと葬礼の方でございまして、
書き出し早々、葬礼などと験の悪いやと仰せの方もございましょうが、
そうでない。至って験のいい事やそうでございまして……。
こう始まるのが、上方落語の基礎中の基礎
「伊勢参宮神乃賑(通称・東の旅)」でございます。
どうも氷山亭清うちでございます。
久しぶりに落研関連で遠出をいたしました。
予告はしておりましたし、
ツイッターでも随時更新しておりましたので
ご存知の方もおられましょうが
私、岐阜へ行き、全日本学生落語選手権「策伝大賞」の予選に
出場してまいりました。
いずれ出場するであろう後輩たちのために
記録していきます。
2月14日(木)
今回の旅は、仙台から深夜バスでまず名古屋へ行きました。
深夜バスといえば……「
水曜どうでしょう」
落研内でもファンが多いこの番組、
今回はどうしてもその名物企画「サイコロの旅」
から「深夜バス移動」を体験したかったのです。
(ホントは安いから…)
以前、対決列島は居栄亭ゆう馬先輩とやって、
私が魔神の称号を……
まあ、それは置いておきまして。
さあ、名古屋へと出発……。
しかし、清うち無念!
早くも腰を痛めました。
大泉洋の気持ちが少しわかりましたな。
しかも、ここで衝撃の事実。
深夜バス、フェリーより高かった。
東北大の諸君はきちんとフェリーで
悠々とゲームをしながら行ったということを知る。
後輩たちへの訓示 その一
「移動手段はきちんと調べるべし。」
まあ、深夜バス内はそれなりに快適でした。
カーテンで個室になるし、
コンセントはあるし、
靴は脱げるし。
そんなこんなで、名古屋駅の隣
名鉄バスセンターに到着。
朝の名古屋駅。
朝飯は何を食べようか?
やっぱり、「モーニング」でありまして。
*「モーニング」とは、
ワンドリンク程度の料金で、朝食が頂けるサービスのこと。
名古屋発祥。
駅ナカの喫茶店に駆け込み、
トーストとコーヒーで優雅に朝食。
そこから、コインロッカーに荷物を入れて向かったのは、
名古屋駅の西側。
名古屋駅の近辺は中村区です。
「中村」という言葉を聞いて
歴史好きの方はお分かりかと思いますが、
この一帯は豊臣秀吉や加藤清正が生まれた土地。
中村公園には秀吉を祀った「豊国神社」があります。
そこへ戦勝祈願をしに行きました。
実は、家族旅行とゼミ合宿の個人行動で
行ったことがあります。
そして、駅へ戻っていざ岐阜へ行くという、
「策伝出場噺之賑・発端」でございます。

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