ソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)が全面的に廃止する方向で検討に入った。
「iPOD」など携帯型デジタル音楽プレーヤーが人気を集める中、コピー禁止機能があると取り込めないことから、顧客離れにつながりかねないと判断。警察の取り締まりや業界の啓もう活動が進み、「著作権に対する消費者の理解が深まってきた」として、原則的に付加してきた同機能を全面的に廃止する方向。
エイベックスはCCCDの取り組みが一定の成果を得たとして、今月22日以降発売のCDについて、今後はCCCDの採用をアーティスト/作家、ディレクターなどの判断に委ねながら弾力的に採用することを決定した。
今回の決定について「2002年より導入してきたCCCDでは、著作権の重要性を啓発し、カジュアルコピーを防ぐことを目的としていた。著作権の重要性がある程度認知されたほか、ファイル交換ソフト利用者の減少など、その取り組みが一定の成果を挙げることができたと判断したため」と説明している。
東芝EMIやユニバーサルミュージックは、これまでも商品ごとに判断しており、方針の変更はないという。
現在音楽業界は、現在MDなどに課せられている私的録音補償金を、パソコンやデータ用CD-Rなどに拡大するよう働きかけを強めている。

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