豪快に汚して最後に掃除

2021/9/7 | 投稿者: Maysico


光野桃さんのエッセイに、イタリア生活の作品がある。
北部と南部では暮らしぶりもかなり違うが、女性の就業率が高いイタリア。
それでも、各家庭で一年分のパスタソースを手作りするとか、日々の(主に昼食)食事のためにパスタを手打ちするとか。イタリア女性はとても働き者だそうだ。
さらに夕食の後片付けのたびに、オーブンの掃除をし磨きあげる徹底ぶり。
素晴らしい‼️
相変わらずほぼ毎日掃除機をかけ、拭き掃除をしないと気が済まない自分は、この様子に大いに共感する。
とはいえ、我が家の狭い台所。
数品のおかずを作ると、台所は大いに散らかる。
煮て、炒めて、焼いて、時に揚げて、蒸して。
傍らで、剥いて、切って。
あちこちから油、バター、しょうゆ、みりん、酒、砂糖、酢、ごま、だし、香辛料、味噌、、などを出したり戻したり。
鍋、フライパン、菜箸、計量スプーン、まな板、包丁、ボウル、ざる、おたま、しゃもじ、お皿、、
作りながら洗い物をしていても、散らかっていく。
料理中は、なかなか壮観だ。

揚げ物をすれば、レンジ周りや床、壁にも油が飛ぶのはもちろんのこと。
中でも、土鍋によるご飯炊きは、汚れてナンボ。
うまく炊き上げるには、『はじめちょろちょろ中パッパ。赤子泣いても蓋取るな。』
パッパの成功のバロメーターは、鍋から吹きこぼれるねばねばの量だ。
ハイテクの炊飯用土鍋をお持ちの方もいらっしゃるだろうが、我が家はマッハ素直な土鍋。
吹きこぼれ方が半端ない。
ガスレンジは、ねばねばの嵐。レンジ台も、レンジの周りの床や壁もよく見ると、毎回ねばねば飛沫😁が豪快に飛んでいる。
しかし、吹きこぼさないことには、決して美味しく炊けない。
汚れや掃除を嫌って、吹きこぼさないように火力や炊き方をケチると、ご飯はただ炊けているというだけ。
まるで食感が違うのだ。

諸事、手間の分良くなることは多いが、それだけならこの忙しい日々何も完成しない。
省力化を心がけたい一方で、やるだけやって、使うところは充分に使う。
結果散らかったら、心を決めて『すっかり』片付ける。
面倒は面倒だと思わなくなれば、日常になる。
やっぱり、楽器の練習と同じ。
何より、せっかくなら料理も良い出来で、美味しいほうがよい。

それにしても、家でもきちんとシャツを着て、日々オーブンの掃除に取り組むイタリア人はとても素敵。
豪快に使って作り、豪快に磨く。
素晴らしく、いいねっ!




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