在り方の再考
2022/5/19 | 投稿者: Maysico
誰もやっていないことを作った昨年。
その後、あまり上演することができなかったが、実現すれば今夏、場所としては十二分すぎる場所でやらせていただけそうだ。
2作目を作っている間、1作目からしばし離れていたが、そんなわけで再び準備を始めた。
自分は音楽屋なので、そこに注力すべきだが、作ってしまったかたちには、そもそも専門外の要素もたぶんにあるから、準備も膨大。
でも、やりますと言ってくれた楽隊屋の皆さんのためにも頑張るのデス。
曲を書きあげたときは、きゃーわたし天才!(笑)なんて大喜びしたのだが、こうやって時間をおいて振り返ってみると、、、悪くない(笑)
が、反省点は山積み。
何よりの問題は、ドラマーが生贄(いけにえ)状態になることを少しでも解消してあげなければいけないこと。
高いギャラでももらわないとやっていられないだろうし、それよりも音楽的に楽しくない。クリックを聴きながらひたすらきっちり叩き続けなくてはいけない。
自由度も少ない。まあ自由度においては他の楽器もそうだけど。
インストミュージックの楽しさは、インタープレイだったり、フェイクだったり、ソロだったり。そういう部分なのだから、その基本を大事にしなくてはいけない。
もっとランニングタイムを短くすること。
ストーリーに曲をつけているのだから、要所を端折るわけにはいかないが、もっと簡潔に表現できないか、とか。
いかにメロディラインを楽器でうたうか。それぞれの配役のことばとできるかとか。
過去数回の上演では、良いことも言われたが、当然厳しい意見もたくさんいただいた。
場面転換のもたつきなどもある。
あまりにも映像が素晴らしすぎて、音楽が二の次になったかもしれない。
さまざまな課題はあるが、次回はアニメーション映像はなし。
しゃべる楽器の『字幕』があるのみのチャレンジをやる。
大コケしちゃうかもだが、それよりも。
自分が作った音楽を、演奏する人たちがめちゃ楽しんでくれるのが、目下一番の目標。