皆様いかがおすごしでしょうか。
対馬の土地をいかにして韓国資本からぼったくるかを考えてるこのブログの管理人です。
順調に下がってる韓国ウォンと、(おいらの住所から見て)北西方向(にある半島)から聞こえてくる断末魔の叫びがやけに心地よい今日この頃です。
さて、下がってると言えば日経平均だって下がってるんですが、これほど心地よい日経平均の下げもありません。
なぜか?
予想ですが、そのほとんどが外国資本による売りだからです。日本人の懐はあまり痛んでないのではないか、と愚考しております。
もちろん小泉政権時代から順調に上げてきた日経平均です。その中で成功した日本人だっています。有名なところだと、ジェイコム男でしょうか。
そういう方達にとっては頭の痛い問題かもしれませんが。
しかしそうでない人達にとっては今回の値下がりはチャンスという他ありません。
株価が下がるのには様々な要素があるけど、一番想像しやすいのが『企業の業績が下がった時』だろう。
当たり前の事だが、会社が倒産したらその会社が発行してる株券は紙くずになる。
だから一円でも良いから値段がついてるうちに売ってしまえ、という話になる。ゼロよりはマシだ、ということ。
だから株価が下がるのは正直嬉しくないのは確かである。
が、それ以外の理由でも株価は下がる。
なぜか?
極端な話、株価が上がってるときというのは『マルチ商法が成功してるとき』『カモがいる間』だ。
もっと分かりやすく書くと、
『買い手が多いとき』
となる。
何を当たり前な、と言わないでくれ。これが分からないと話が進まないのだから。
買い手が多ければ当然ながら高値でも売れる。なにせ欲しがってる連中が勝手に値段をつり上げてくれるんだから。
次のような場面を想像してもらいたい。
「頼む、100円で売ってくれ」
「いや、俺は110円出す」
「なに、それなら俺は120円だ!
「ええい、だったら俺は200円だ。これでどうだ?!」
「・・・・・・ボク、400円出すよ」
「「「「ドッシェー!!!」」」」
・・・・・・まあ、だいたいこんなところである。
マルチもネズミ講も株価もだいたいこんな感じで上がる。
企業が発行する株券の数が限られており、それを欲しがる人が株券の数より多ければこんな状況が出現する。
極端に言えば、これが株価があがるカラクリ・・・・・・とでもなるだろうか。
では下がるときはどうなのか、と考えてもらいたい。
当たり前の事だが、『誰も買わない』『買い手がいない』『売り手ばっか』というのが値段が下がる条件とも言える。
例え企業の業績が良くても、こればっかりは仕方ない。
イメージ的には次のようなもんだろう。
「そこのお客さん、どうですこの株券。200円にまけておきますよ」
「いや、俺それはいらないから」
「お客さんお客さん、こっちはこれを150円で売りますから」
「いや、だからいらないんだってば・・・・」
「旦那様旦那様。うちはその株を120円で売りますよ」
「えーと、だからね」
「いやいや社長、あっしはそれを100円で売りますから」
「いや、だからもういらないよ。さっき50円で買ったから」
「「「「・・・・・・・・・・」」」」
まあ、だいたいこんなもんである。
25日を過ぎたクリスマスケーキ、春先に処分する冬物や秋に投げ売りする夏物衣料と同じである。バーゲンセールが展開される。
企業が順調でもこれは発生する。
なぜなら、企業の業績と関係無い所でこれらが進行するからだ。
注意して欲しいのは、こういった売買が企業の業績を見て決まるのではなく、
自分が買った値段を中心に決まるということ。
誰も企業の業績からして妥当な値段と思って買ってる訳ではない。
むしろ直前の値段と過去の値段を比べて、
「ここ10年では最低の値段だな。そろそろ買うか」
とか、
「かなり上がってきたな。ここが上限かな?」
と思って買っている。
そのついでに企業の業績を見ている人が大半ではないだろうか? どんなに高い値段がついていても、実は業績が悪いとなれば何の意味もない。倒産して株券が紙くずになってはたまらない。
倒産するような企業の株券を買う奴がいるのか、と思われるかもしれない。しかしこれもあり得る話だ。とある株の本に書いてあったが、バブル期には赤字の会社が(バブルが始まった頃に比べて)数倍の値段を付けた、と言っている。いやはやバブルというのは恐ろしい。
こんな事があるから株価というのは企業の業績を反映してるとは言い難いものがある。
というわけで本題にちょっと入りたい(我ながら長い)。
現在の日経平均の下げは日本企業の実態を反映してるとは言い難い、と思います。
理由については以前も少し書いたが、
サブプライムなどで損害を被った外資などが日本市場で保有株を投げ売りしてるから、と考える。他にも色々あるだろうけど。
外資、というか各金融機関は目先にある損失や、支払わなくてはいけない金(ローンやらなんやら)を調達するためになりふり構わず金をかき集めてるらしい。そのために株や債権をせっせこ売ってるのだとか。
これだけが理由でないにしても、これも理由の一つとしてあるのだろう。
で、日本企業の株を大量に保有してた金融機関が、サブプライム(とサブちゃんによって引き起こされた金融危機など)によって生じた穴を埋めるべくやるのはなにか。
簡単だよね。
日本株を売る事。
見込んでいたサブプライムによる利益が全部引き飛んだらどうなるか?
当然穴が空きます。
この穴をふさぐために売れる物から売る。
なんとも単純きわまる理由だ事。
で、何から売るか、という話。
確実に売れて(買い手がいて)、なおかつ自分達が一番多く保有してるものは何か?
そこに日本株があった。
ただそれだけ。
日本株の下落はその辺りが理由でしょう。
もちろんそれ以外の理由もある。
株の値下がりは売る人の増加が原因だが、全員が損害覚悟で売ってるわけではない。
中には売る事で儲ける人もいる。
株には
「空売り」というのがある。
どういう事かというと、
「先に株を売っておいて、後から買い戻す」
ということだ。
どういうことだ? と思う人が大半だろう。俺だって株を始める数年前まで知らなかったのだから。
簡単に言うと、こんな感じ↓
株を借りてくる
↓
借りた株を売る
(たとえば1000円で)
↓
売った株が下がる
↓
下がった所で買い戻す
(800円くらいで買い戻したとしましょう)
↓
借りた株を返す
(当然賃貸料がつきますが)
これが「空売り」というやつです。俺の知ってる限りではこういう仕組みになっていたはず。
上記の例で言うと、差し引き200円の利益が出ています。
最初に売り払った段階でお金は得ています。で、下がったところで買うから、売ったときに手にれたお金を全部使うわけではない。
差の分だけ手元にお金が残るというわけです。
もっとも、売るための株は他の人から借りてくるわけだから、当然ながら株の賃貸料が発生します。そのために空売りは通常の売買より金がかかります。
空売りの良い所は現在のような株価の下落局面で儲けが出ることです。
これがないと、高値で買った人が一方的に損をすることになる。
いわば救済措置のような面もある。
当然これによって株価が下がる。当たり前だ。
ではこれが悪いことなのかというとそうとも言えない。
そもそも株価とは何なのか。
当たり前だが株の購入価格だ。それ以外の何なのか俺には分からない。
当たり前だけど、これが経済を反映してるとは必ずしも言えない。反映してるとしたら経済全体の一部であろう。
少なくとも国力の全てを反映してるわけではない。
株価から見て取れるのは、そこにどの程度の金が流れ込んでるのか、という事くらいではないだろうか? 株以外の何かを買わなければ株価は変動しない。
極端な話だが、株の代わりに家や自動車を買えば、それだけ株式市場に流れ込む金は無くなる。ヘソクリにしたって同じだ。
銀行や郵便局に金を預けると、銀行がその預貯金を使って金融市場に金を流すから間接的に株価は上がる(かもしれない)。けど、そうでなければ株価は上がらない。
誰もが金をタンスの中にしまい込んでいたら、株価は上がることはない。
株価なんてのはそんなもんだ。
これが下がったからと言ってあわてふためく必要があるとはとても思えない。
まして企業の業績が下がってないならなおさらだ。
日経平均が下がってると言ったって、企業の業績がべらぼうに落ち込んでるからではない。もちろん海外からの需要が下がるので業績が今後下がるのは簡単に予想できる。
だが、誰も日本製品を買い取ってくれないのか、というとそうでもないだろう。日本製品が無くては作れないものが今は多くなってきている。これは誰もが指摘する所だろう。
良い例が韓国・中国だ。
生産力は確かに大きいが、その工場で使ってる機器は日本製である。最先端・最高品質の製品は日本製品を使わないと作れなくなっている。何も今に始まった事ではない。十年以上前から言われてる事だ。
そんな日本企業の株価が下がっているのである。
むしろ
チャンスだろう、これは。
こういう状況なのだから値段が下がるのは大いに結構、と言える。
なぜなら安い値段で大量の株が買えるのだから。
また、下落局面だから空売りが大量に発生するが、これまた株価を下げる理由になる。
大いに結構。
下がったならば買いやすくなる。
しかも、業績と全く関係無い理由だ。
こんなおいしいチャンスが他にあるだろうか?
むしろ言いたい。
「空売りしてる人達頑張れ!」
株価が下がって困るのは『高値で買ってもっと高く売りつけよう』と考えてる連中だけである。
正直、頭が足りない、としか思えない。永遠に上がり続ける株価なんてのは存在しないんだから。
高くなって低くなる。
低い所からまた上がる。
その繰り返しだ。
その中で、ある程度の水準を維持していればよろしい。
これはとある値段に固定される、というわけではない。適正と思われる値段を中心に上下すればいい、ということだ。
それがいくらなのか分からないから悩むのだが。
なにはともあれ株価が下がって悩むのが理解できない。
高値で買った人は確かに困るだろうが、それも一部の人間の話だろう。こういう事で悩むのは、株の売買で食ってる人達くらいである。
そうでない人にとっては、
『優良企業を安く買う絶好のチャンス!』
でなくてなんなのだろうか?
低下した株価だから俺のような下流社会の住人にも手が出せる。
これほど美味しいことはない。
まして今に日本企業からは、ハゲタカと呼ばれて嫌われてる連中が去ってる状況ではないか。だったら
今こそ日本人が、日本のために日本の企業を買い戻すべきである。
そもそも株で得られる利益というのは、基本的には配当金の事だろう。
この配当金に対して購入金額がいくらなのか、という事が問題だ。
配当金100円に対して、株価が1千円なのか1万円なのか。どっちがお得なのか考えてみるがいい。
今は1万円ではなく1千円で株が買える状況になっている。これが得だと思えないのはどうかしてる。
高く買って安く売る、というのも確かに株の儲け方だが、それは万人が出来るものではない。それは完全に博打であり、それで儲けられる人は限られてくる。よほどセンスのある人でなければ勝つことは出来ないだろう。競馬と同じだ。
配当金はもう少し分かりやすい投資基準である。
出した金の何%が戻ってくるのか。それを考えればいい。
株価が高い時期は、中小企業ですら配当率2〜3%という事もあった。優良企業だと1%とかそれ以下というのもある。
今や
優良企業ですら5%以上の金利がついている。
中小企業だと10〜20%というのもある。瞬間的ではあったが、50%というのも目にした事がある。
配当金が今後下がる事もあるだろう。無くなる可能性もある。
けど、目の前にある不況を乗り切ればまた配当金が上がるかもしれない。あるいは今以上の配当金を手に入れる事もあるかもしれない。
そう考えると株価下落はある意味聞きではあるが、同時に絶好の機会でもある。
とんでもなく長くなったが、ここで本題に入りたいと思う(長すぎるよ)。
ブログ
「EmpireoftheSun太陽の帝国」氏にて次のような記事を目にした。
『株を買わねば株価は上がらない!』
http://empire.cocolog-nifty.com/sun/2008/10/post-919c.html
>しかし・ここでまず何よりも1番大事なことは
空売り:証券会社から一時株券を借りて市場で売って換金し・その株価が下がったときに実際に株券を買って戻す。たとえば株価が10万円のときに空売りし9万円のときに買い戻せば差し引き1万円の利益となる
を
規制あるいは禁止することです!
つまり
”株価が下落しても儲かる者が居る”ことが金融危機を助長しているのです。
株価の下落が止まらないのはこれが理由だからです。<
ちょっと待ってくれ、と言いたい。
空売りができない、ということは高値で買った人達が一方的に損をする、という事ではないか。それこそ大量の売り浴びせが発生し、そして誰もその後に買えなくなる、という事だ。
空売りによって多少なりとも手元に金を残し、下がってきた所で買い戻す。そういう事も出来なくなる。
ブログ
「賭人の独り言」氏は次のように述べている。
『株暴落は毛唐を潰すチャンス』
http://tafu.iza.ne.jp/blog/entry/757793
>ところが政府は以前もやった「空売り規制」を実施するという。<
>「空売り」は将来の買戻しで決済する。従って「空売り規制」というのは将来絶対に買わざるを得ない者を規制するという事で、愚の骨頂である。<
俺も賭人様の意見に賛成である。
詳しくは該当記事を読んでもらうとしよう。
結局、下がったならさっさと売って、より下がった値段で買い戻せば良い。それだけだろう。
あるいは自分も空売りを仕掛けて利益を出し、損害を少しでも穴埋めすればよろしい。
何より、ずっと持ってるならば株価の上下なんて何の意味があるのか、という話になる。何を理由に保有し続けるのかは分からないが、配当金が目当てであれば高くなろうが安くなろうが値段なんぞ関係がない。
強いて言うならばこの場合、高くなれば
「じゃあ、少しだけ売って売買益を手に入れようか?」
となるし、下がれば下がったで、
「よし、もうちょっと仕入れておくか」
となるだけである。
どっちに転んでも良い事にしかならない。
何にしても上がり続ける株価なんて存在しない。いつかは誰もが買えなくなり、最後に手にした人間は永遠に持ち続けるか、安値で手放すしかない。
その手放したときに発生する損害を少しでも食い止めるために空売りは有効だ。これを封じたら損害はより拡大していくだろう。
なんだかまとまりが無いが、今回はこんなところでお開きにしたい。
にしても長い文章だ。誰が読んでくれるんだこんなの。
なにはともあれお勉強↓
(表示まで時間がかかるかもしれません)

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