VRM4-comVignetteについて一言

2007/4/11 | 投稿者: ghost

まぁ、ボクのことですから“一言”で終わるはずもないワケですが。

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<本文とは何の関係もありませんが、やっぱ国鉄色だよね>

Zio氏が提唱し、順当にとれたてでもホットエントリになったVRM4-comVinetteですが、ご本人が“酷評”を希望しておられることもあるので、遠慮なく好き勝手言っちゃいましょう、という趣向です。


と言っても、ボクが何を言うまでもなく、はてなブックマークのコメントで既に語り尽くされているような気もするワケで。以下、これを援用しつつ、このムーブメントの“搦め手”を分析してみましょう。
規格を整えるために束縛を増やすことで逆に公開数が増えるかどうかに注目。
45-50s氏のコメント。ネットVRM界隈随一の論客に相応しく切り口がシャープです。頓挫して久しいVRMテンプレート構想が、いわゆる“規格化”を故意に避けていたことに、気付いている人は気付いていたと思います。これは、当時のボクが、テンプレート方式そのものの普及よりも、むしろそれを既成事実として、VRMレイアウト作りの考え方、ひいては、VRMシステムそのものの改変を狙っていたからなんですが、今思えば、それはいささか欲張り過ぎのビジョンであり、これが頓挫の一因(気宇壮大過ぎて誰もついてこれない)であったろう、と思っています。

転じてZio氏の“コン・ビネット方式”ですが、これは規格化テンプレートの普及そのものを目的としたプロジェクトであると見做してよさそうです。VRMテンプレート構想が抽象論ゆえのその間口の広さが仇となって頓挫したのだとすれば、コン・ビネットは具体論ゆえの間口の狭さが武器になるかも知れません。が、45-50s氏も指摘する通り、それは希望的観測であって、本当にそうなるかどうかは未知数です。
V2時代の回覧板形式ではなく「パーツレイアウト」タイプらしい。「募集メソッド」?
as365ns氏(flanker氏)のコメント。文末の問いかけ「募集メソッド?」がシビアですが、思うに少なくともZio氏の中ではそうではないのだろう、と想像します。Zio氏はCVの配布を独占したいワケではないようなので。一方で、下衆な勘繰りを敢えてすれば、水色のアイコン「〜公開」で示されたリンク集は「コン・ビネット方式に賛同する人に対してのみリンクします」という宣言ともとれますから、これはネットVRM界隈の中にレイアウト作りの一手法に関する派閥生成を目論んだ「派閥員募集メソッド」と見ることも出来ます。

このような在り方は、直近ではjunichi氏が主導したVRM photo worldにも通じるので、目新しいことでも許されざることでも決してありませんが、前述したように、規格化の弊害としてただでさえ間口が狭いところへ、さらにこういう雰囲気を醸すことが普及の妨げになりはしないか、とは思います。

余談ですが、flanker氏のコメントを読んで、初めて過去のVRMモジュールレイアウトがメール添付による回覧方式であったことを知りました。っつーか、いい加減、経緯を知ってる古参ユーザーは何か“まとめ”みたいなモンを書いて公開してくれませんか?

間口の狭さ、という意味では(ボクが言うと甚だしく説得力を欠くのは承知ですが)やたらと独自用語が目立っているのも?ではあります。具体的にはCV、CVB、CVL、クラスなどがそれに当たります。
http://blue.ap.teacup.com/ksmaster/4.htmlが復活したりする??w。万が一しそうだったら配布再開するけど。。
KSMaster氏のコメント。中には自己顕示の現れと読む方もおいでかとは思いますが、彼が自作のプログラムの話題を持ち出したのは意外に的を射ているようにボクは思います。

度々注意喚起していることではありますが、ネットVRMユーザーたる読者諸兄が想像するほど、VRMユーザー総体のPCのスキルは高くありません。そういう人たちを独自のムーブメントに巻き込むには、アイデア自体が魅力的であることもさることながら、まずはその見た目がわかりやすい(厳密には“わかりやすい、と錯覚させる”)ことが肝要です。

KSMaster氏の件のプログラムは(必要十分であるかはさておき)一般的なVRMユーザーに“結果指向的なインターフェイス”を提供しようとした試みである、と言えます。まぁ、必ずしもそれがWindows上で動作するアプリケーションであったり、VRMシステムの一部であったりする必要はなく、Webがそれであっても良い(Zio氏のWebサイトは、その点では満点ではないものの及第点に達していると言うべきでしょう)のですが、Webでそれをやる分には、ユーザーは、

(1)レイアウトをダウンロード(必要に応じてアーカイブを展開)する。
(2)レイアウトファイルを自分なりにフォルダに整理する。
(3)ファイル名を頼りに自分の必要とするレイアウトを開く。

という迂遠なステップを避けて通ることが出来ません。

Zio氏が、CVのファイル名体系を論じていることは、そういう意味において慧眼であると思うワケですが、この体系が万人の理解を得られるものかについては、前段の独自用語の多用同様に議論の余地があります。というか、有り体に言えば、一般的なVRMユーザーには難しいんじゃないかと。

*     *     *

以上、とりあえずはZio氏のご期待に応えるべく“酷評”してみました。が、読者諸兄にはご理解いただけていると思いますが、これはボクが「コン・ビネット方式なんて駄目だよ」と言いたいがために書いているのではない点に注意してください。
「そんな理想通りにいく訳がない」と思われる方も多いでしょうが、とりあえず、やってみないとわからないので、やってみましょう。行動してみて失敗したら次の手を考えれば良いでしょう。

VRM4-comVinette/概要と意義 より
何でもかんでも自分の手で完璧に仕上げたものを出さねばならない、とか、完璧でないものはあってはならない、みたいな妄想がしばしば見受けられるネットVRM界隈において、Zio氏が上引用のようなことを、その試みの立ち上げ時点から意識しておられることを高く評価したいと思います。

Zio氏が、その精神を実直に継続する限り、何か−必ずしもコン・ビネット方式そのものの普及ではないかも知れませんが−がこのムーブメントから生じ、ネットVRM界隈の歴史に刻まれることは疑いありません。語るも恥ずかしい失敗を懲りることなく山ほど積み上げてきたがゆえに、ネットVRM界隈に無双のポジションを得た(と勝手に思っている)ボクが言うんだから間違いないでしょう(多分)。
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2007/4/11  16:11

投稿者:Zio

度々のご回答ありがとうございます。

私も公開したからといって数週間程度で公開者が現れるだろうなどという夢物語は考えておりません。言葉は悪いですが、今はまだまだ餌撒き段階であり、公開者が現れるのには半年以上かかっても仕方のないことだと思っています。(商売と同じですね)
故に公開数日で完成画像を公開してくれたfoxさんには驚きと共に感激したわけです。

今回御助言いただいたことは概ね私の中でも存在していたものですが、「使い手と作り手は同じ人でない場合が多い」という御指摘には改めてハッとしました。圧倒的に「使い手>作り手」になるとは思っていましたが、使い手が作り手へとシフトするという考えは少々甘いのかもしれませんね。無論そうなるような魅力的なものを提示しなければいけないのでしょうが、このことを常に頭の片隅に置いておかないと双方に混乱が生じる恐れがあるという点は重く受け止めておきたいと思います。

2007/4/11  8:49

投稿者:ghost

以下、こうでなければならない、という意味ではない、という前提で補足しますが。

>そのように捉えられたのはこちらの落ち度

仮に派閥形成を狙っていたとしても、それはそれでアリだと思っています。特に募集メソッドについては、CVを使う側からすれば、すべてのCVが同一の場所(同じサーバー上である必要はなくて、ポータルが単一であれば良い)に統一されたフォーマットで揃っていた方が絶対に使いやすいはずです。

思い切り単純化すると、使い手にとっての使いやすさ・わかりやすさと、作り手にとっての参加しやすさ・敷居の低さは、概ね反比例します。どちらかを取れば、どちらかがおざなりになりがちである、という意味です。

ボクが拙稿を通してお伝えしたかったことのキモは、使い手と作り手は同じ人でない場合が多く、それぞれ勝手に自分の立場のみをもって、最初に声をあげた人に対して「かくあれ」と(明に暗に)要求するものである、ということです。そして、声を上げる人がそれを意識しないままに受容すると「なんで私だけがこんなことをしなければならないんだ」という方向へ陥りがちである、という点に尽きます。これを拙稿では“搦め手”と呼んでいます。

Zio殿に現時点で承知しておいていただきたいのは、ネットVRM界隈において、突如現れた新人さん(と敢えて言います)が提唱したプロジェクトに、本稿で示したはてブコメントのような具体的な言及が複数なされるのは稀である、ということです。これは、細部はともかくとして、Zio殿の指向するところが大なり小なりネットVRM界隈の埋もれたニーズに通底している証左であり、そのことには自信をもっていただいて良いと思います。

その上で、ネットVRM界隈から即時にエネルギーを引き出すことは困難であるとは思いますが、そのことをもってご自身のやろうとしていることが間違っているとお考えにならないように、と申し上げておきます。

2007/4/11  7:02

投稿者:Zio

早速の御指摘、誠にもって有難う御座います。
色々な面で「なるほど」と考えさせらました。

なるべく簡単に私なりの見解を述べさせていただこう・・・と思い書いたのですが、長くなりすぎましたのでやめて最低限に絞ります。

「募集メソッド」については、誤解されないように述べておく必要があるでしょう。
CVは製作者が公開することを前提に考えています。送られてきても私のサイトは小さな容量しかないのでパンクしますw。

「派閥員募集メソッド」とは、なるほど結果的にそういう手法を取るグループを作ることになるのかもと思いましたが、そういうことを意識したことはないです。こちらの考えは浅いですから。
「1人で作り上げるのは大変だから分散しよう」「コンパクトに作りこまれたビネットを多く見たい」「それを繋げて走らせたい」「最終的には楽してレイアウトを作りたい」「そのために今苦労している」といったところでしょうか。
リンクに関しても「CVが何処かで公開されているかもしれないから自分で探せ!」というのはあまりにも無責任な感じがするので、「ここに行けばあるよ」ということを示すのが目的です。ただそのように捉えられたのはこちらの落ち度なので改善したいと思います。

「CVリンク」の件や「独自用語が目立っている」の件で、「手を抜いているなぁ」「独り善がりっぽいなぁ」と、こちらでも感じていたことを見透かしたの如く指摘されるとは流石です。
まだまだ未完成のサイトなのでご容赦の程を。

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