2005/6/26

#6 天下無双の独創性−しおじ殿  VRMユーザー紳士録
今回は皆様お待ちかね、卓越した独創性で我々を魅了するVRM3レイアウト作例・動画を多数公開されているしおじさんです。

●丑年生まれの並び年

侍: まずは簡単に自己紹介をお願いします。
し: 丑年生まれの並び年、大阪市北区出身の難波っ子です。現在は滋賀県に住んでいます。
侍: 初期の作品として「大阪環状線」「琵琶湖線」を発表しておられますが、地元ネタだったわけですね。
し: 仕事はエレクトロニクス関連の設計業務で、日々マウスとキーボードを敲いています。
侍: 音付ムービーの見事の仕事振りから、てっきりメディア系のお仕事をされているのかと思っておりましたが、エンジニアリング筋の方でしたか。
し: それはお互い様でしょう。
侍: 月並みですが、しおじさんがVRMにハマったキッカケを教えてください。
し: 以前から3Dには興味があり、箱庭らしき物が造れるソフトを探していました。そこへ飛び込んで来たのがVRM。
侍: まさに「飛んで火に入る」ですね。
し: 高度なバーチャルリアリティー創作が容易に出来るとあり、手も頭も離せなくなりましたね。本当に素晴らしいソフトです。

●独創的な作風の秘密に迫る

侍: しおじさんと言うと、やはり皆さん、かの独創的な作風の源泉がどこにあるのかについて興味津々かと思うのですが。
し: VRMが十二分の力を発揮できる様、可能性を開拓していく。これがそもそもの着想です。特にVRM3では、地面ストラクチャー&地形造成の活用ががポイントと云えますね。ユーザーがオリジナルの造形をおこなえる唯一の要素ですから。
侍: 確かに。VRMの収録部品は、それはそれで魅力的ですが、それらをただ並べるだけでは、表現者としての個性を出し切れないですよね。
し: たまたまネットと云う媒体で、皆様にご披露と相成っておりますが、何より自分自身の楽しみを倍増させる為の手段です。
侍: いくつか具体的な作例を挙げながら、どのような着想で作品に取り掛かられるのかを伺いたいのですが。
し: たとえば「エジプト物語&アラビアンナイト」「アラスカ炭坑鉄道」「日中横断鉄道」では、せっかくの仮想空間なのですから、国内外問わず旅したいところ、さらに夢見たところをリアリティーな形で視覚に飛び込ませる、ですね。
侍: いずれの作品も楽しく拝見しましたが、おっしゃる通り、これほどVRMのV(バーチャル=仮想)の利点を活かした作例は他に類を見ないですね。
し: 逆に「武田尾」「尼崎港線」「親不知」そして「爆走荷物列車ムービー」では、過去へタイムスリップし、断片的な記憶を繋ぎ合わせ感動をもう一度再熱させる、と云うところでしょうか。
侍: VRM侍でも取り上げさせていただきましたが、特に「爆荷」は、しおじさんの鉄道ファンとしての歴史がヒシヒシ伝わってくる、素晴らしい作品です。音付ムービーの音素材の録音はかなり以前のものと推察いたしますが、その経緯や録音環境・機材等についてお聞かせください。
し: 当時オープンリールに変わり、カセットテープレコーダーが普及しはじめている頃で我が家も購入。
侍: 若い読者は「オープンリール」がきっと何かわかりませんね。各自、ぐぐってみるように。
し: 幼少の頃から音楽に興味があった私は、カメラより音録りに燃えたと云うわけです。機材は外付けマイクのカセットテープレコーダーで、H.P.でも少々触れていますが、いずれも1970年代の実列車音です。
侍: 今となっては貴重な音源ですね。
し: VRMキャプチャー動画と、当時の風音等ノイズの有る録音環境品が、案外違和感無くマッチングしていると思いませんか?
侍: その見事な編集と作品の臨場感に感服しております。まさに「温故知新」という言葉を体現する仕事です。

●VRMを使いこなすのに必要な感性は?

侍: しおじさんは「1パッケージ限定レイアウト」の唱導者としても知られています。これまた非常に魅力的な仕事なのですが、そのような試みを始めようとお考えになった経緯や理由、また、後に続くユーザーへの助言等があればお聞かせください。
し: おそらくユーザーの中には、鉄道模型シミュレータをたまたま店頭で見て、好きな列車が箱表に記載されているパッケージを購入と言う方が案外多いのではないかと。
侍: と申しますか、無駄に箱が大きいのは、まさにそれを狙っているのだと思いますが。
し: 収録ストラクチャーの多寡だけに目がいってしまい、ソフトそのものの可能性や価値を見出すところまで行かない方へ、「テクスチャー等の創意工夫でこんなのできますよ」と少しばかりメッセージを送ったわけです。
侍: 少し話しを転じます。啓明氏が、しおじさんと不肖ghostの作例を取り上げながら「音楽等の芸術の素養とVRMスキルに関係があるのでは(趣意)」との仮説を論じておられたことがありました。私自身は「さて、そういうこともあるものだろうか?」と半信半疑ではあるのですが。しおじさんのお考えをお聞かせいただけませんか。
し: 日常芸術方面に精通されている方は、構成や表現能力を具体化することに手慣れているという面では即効性があるのかなと。
侍: そのご見解には賛同します。
し: だからと言って、芸術に触れる機会が少ないからといってVRMに不向きと、いう訳では無いと私は思います。啓明氏が掲げておられる、私を含めた方々を、「関西に由縁在りし」というグループで括ってよろしいでしょうか。
侍: 突飛なご発言ですが・・・事実そうですね。
し: 発想の転換の得意な土地柄ゆえ、型にハマったものは肌に合わず独創性に走る。
侍: ・・・関東より東のVRMユーザーが怒り出しそうな自画自賛ではありますが。
し: 言い変えれば自己主張が強いだけ、と云う説で如何でしょう。
侍: 痛ッ。それについては私も耳が痛いところです。

●しおじさんのV4移行は?

侍: さて。VRM4がリリースされて久しいのですが、読者の中には「しおじさんはいつVRM4へ行くのだろう?」と気を揉んでいる方もいると思います。そこで、今後の展開も含めてご構想があればお聞かせください。
し: お蔭様で、3年連続受賞させて頂いているレイコンの応募時期になれば公開。
侍: ・・・(i゜Д゜)
し: これは冗談。KZ氏リンクのページではV4▲など付けて頂いておりますが、発注しようと思いつつも気が付けば早6ヶ月。正直まだ購入していません。
侍: 待ち焦がれている「しおじファン」も多いと思いますよ。
し: 構想は数多く着実に膨らんでいますので、火が点けば早いかも。
侍: では、お約束の質問を。しおじさんが誉め殺したいVRMユーザーをご紹介ください。
し:  ズバリ、CHOさんです。皆さんもご利用かと思いますが、元祖カタログは重宝の限りで多言は申しません。お世話様です!
侍: 最近では、ころすけさんもV4の部品一覧で頑張ってくれているようなので、CHOさんもうかうかしていられないですね。では、最後に、しおじさんにとってVRMとは?
し: 我が心のユートピア。
侍: ありがとうございました。

注)本稿はQ&A式のメールのやり取りを元に、対談風の記事にまとめたものです。かならずしもご協力いただいたネットVRMユーザーの発言そのままを反映しているわけではありません。文責はすべてghostにあります。
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