2007/11/17

海峡を往く/45-50s氏  霊魂補完計画

以下はI.MAGiCレイアウトコンテスト2007参加作品のレビューです。作品は結果発表のページからダウンロード可能です。

初見の印象、ムカついた

何がって・・・

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ビュワー起動直後、フライスルーカメラに切り替えた瞬間がコレ(↑)である。

読んでやがる・・・作品を見る人間が、何をするのか読んでやがる!この何とも形容のし難い居心地の悪さを表現するには、攻殻機動隊 Stand Alone Complexにおいて、いたくプライドを傷つけられたバトーくんが、笑い男に吐き捨てたあの台詞を借用せねばなるまい。

オレの目を盗みやがったなッ!!

冗談はさておき。いや、これこそが核心なのだけれども。

過去数年のレイアウトコンテストの結果を振り返るに、大賞作というのは、他の参加作からあからさまに飛び抜けた作品であるのが常だった。然るに、今回は、少なくともボクの目から見て、本作以外に大賞であってもおかしくなかったと思われる作品が部門賞を含めて4つもある。

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無論、これは45-50s氏が小粒な大賞受賞者である、と言っているワケではない。それだけVRMユーザー全体のレベルが向上し、他を完全に圧倒する作品を作ることが難しくなった、という話である。

その中にあって、45-50s氏が一歩抜きん出ていたのは、冒頭にも書いたように、作品を見る者(特に審査員各位)の心理と言うか、何が期待されているか、を読み切っていたことではないか、と思う。

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有り体に言えば、トラックプランや地形造形に関してのみ言えば、明日レビューすることになるjunichi氏のVRM4部門賞作の方が一枚上手であろう、と思う。が、本作には、VRMスクリプトを駆使した、それでいて派手ではなく、このレイアウトを見る者(そして聴く者)をして楽しませようとするギミックが、さりげなく、かつ大胆に組み込まれている。

そしてなおかつ、こうして本稿にも抜粋している通り、個々の情景についても、あぁ、次は自分もこういうのを作ってみたいな、と思わせる工夫がふんだんに、それでいて破綻しない程度に控え目に盛り込まれている。そして、どれも見る者の期待を決して裏切らないのだ。

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そのような意味において、今回の45-50s氏の大賞受賞は“魅せる力”の勝利であると申し上げたい。大賞候補と目す他4作品が、いずれも“VRMに魅せられた者の作品”であるがゆえに。ここには、我等がネットVRM界隈の今後の在り方に関して、極めて重要な示唆があると思うのだが、それについては後日稿を改めて。

何はともあれ、氏の秘めたるポテンシャルを、誰よりも高く評価してきたつもりのボクとしては、非常に嬉しく、同時に、老いる一方の我が身では、この若さにいつまで立ち向かうことが出来ることか、と焦りを感じざるを得ない大賞作であった。

いや、まだまだ負けないよんw、てへ。
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2007/12/9  10:52

投稿者:ghost
45-50s氏自身による作品解説

http://suchacool.seesaa.net/article/71343663.html

2007/11/19  23:46

投稿者:ghost
Caldia氏によるレビュー

http://caldia.blog.shinobi.jp/Entry/163/ (の後半)

2007/11/18  8:44

投稿者:ghost
「近ちゃんセレクション01@im45-50s海峡を往く」

http://konchan-vrm.spaces.live.com/blog/cns!709A50F29CA9F56E!842.entry

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