VRM ONLINEのレイアウトファイルアップロード機能を無意味化させないための試案

2008/10/24 | 投稿者: ghost

VRM ONLINEのレイアウトファイルアップロード機能が、その名の通り“レイアウトファイルをトレイン・トレインにアップロードする”だけの機能であるとすると、おそらく何の役にも立たないだろう、というのは先日論じた通りです。

本日は、(1)やはりVRM ONLINEにレイアウトファイルアップロード機能が実装される、(2)購入した部品しかレイアウター/ビュワーともに使えない現行仕様はそのまま、という前提(はひっくり返りそうな気もしますが)で、それでもレイアウトファイルアップロード機能がただのゴミ溜めにならないための方策を考えてみることにします。

*     *     *

結論要約から。

第一にアプリケーション層として。繰り返し述べてきたように、VRMレイアウトファイルは、見る側に作者同等のVRM環境を求める時点で、少なくともコミュニケーション媒体として欠格です。これを補うべく、トレイン・トレインのVRMサーバーは、アップロードされたレイアウトファイルから動画を自動生成すべきです。

第二にプレゼンテーション層として。単に動画を自動生成して投稿順に並べるだけでは、そこには対外的にVRMの評判を下げるであろう糞動画が溜まるだけになるでしょう。よって、アップロードされたレイアウト(と、それから生成された動画)が一覧されるコンテンツは、新着順ではなく(それはそれであっていいが目立たせる必要はない)閲覧数や実ダウンロード数に基づく人気順にソートされるべきです。

以下、具体的な実装について。


現在のVRM ONLINEサーバーは、アプリケーション実装にPHPが使われていることと、アシアル社の性格から考えて、おそらくはプラットホームはLinuxであろうと思われます。このノード上で受領したレイアウトファイルから動画を生成するのは現実的には不可能でしょう。では、どうするか。基本的なアイデアは以前書いた“架空鉄道ライブカメラが実現可能である件”と共通しています。

まず、VRM ONLINEサーバーがレイアウトファイルを受け取ります。この時点で、レイアウトファイルにはハッシュ等を利用して得られたユニークなIDが割り振られているものとします。サーバーは、これをいきなりなんらかのコンテンツとして見えるようにするのではなく、NFSやsambaを使ってアシアルのネットワーク内にある「VRM動画生成用PC1号」へ渡す、としましょう。

その「VRM動画生成用PC1号」はWindowsベースのPCで、VRM ONLINEを快適に使うに足るビデオカードが装備されているとします。ここには「改造版ビュワー」がインストールされています。改造版ビュワーは、VRMレイアウトを表示する機能は通常のビュワーと同じですが、以下の機能が加わっているものとします。

(1) 一定間隔でVRM ONLINEサーバーから(ユーザーからアップロードされた)レイアウトファイルが渡されていないかチェックしている。
(2) ファイルをみつけると、それを読み込んでビュワーが自動起動する。このとき「VRM動画生成用PC2号」に適当な方法でユニークIDを伝える。
(3) 普通にVRMビュワーとして動作するが、一定時間で自動終了する。
(4) 「VRM動画生成用PC2号」から処理終了のメッセージを受け取ったら、使ったレイアウトファイルを削除(または退避)する。

続く「VRM動画生成用PC2号」は必ずしもWindowsである必要のないノードですが、ビデオキャプチャーカードを装備しているとします。こいつは、1号機のビデオ出力を受け取っていて、前段の(2)のメッセージをトリガにビデオキャプチャを開始します。すなわち、これがこのシステムの直接の成果物となるVRM動画です。

1号機からの終了メッセージを受け取ったらキャプチャを終了し、これをVRM ONLINEサーバー(そのものである必要はなく、要するにトレイン・トレインのWebコンテンツの一部になれるノードであればなんでもいい)に渡します。これに最初のレイアウトファイルがセットされれば、

VRMを持っていなくてもどんなレイアウトかが目に見えてわかり、それが欲しいと思えば(必要に応じてVRM ONLINEに新規登録したり、不足する部品を購入した上で)そのレイアウトファイルをダウンロードすることができる

が実現されます。

これを一覧するプレゼンテーション層に前述したような閲覧者の人気をフィードバックする機能をつけておけば、あとはユーザーが勝手に作品に格付けをして、優れたレイアウトほど目立つようにしてくれるはずです。開発運営がレイアウトファイル1つ1つを評価する手間をかける必要はありません。

*     *     *

とりあえずシステム側実装に関するアイデアを書いて今日は終わります。

このアイデアの実現にはもう一工夫が必要で、察しの良い読者諸兄は既に「そんなの作っても、ほとんどは静止画になっちゃうんじゃね?」とお考えのことでしょう。敢えて言いますが、そう思っている人は頭が固いです。これについての対策は明日以降に。
0



コメントを書く

この記事にはコメントを投稿できません





AutoPage最新お知らせ