2005/12/13

VRM4における目線誘導技術(1)  VRMスクリプト禅問答
一昨日取り上げたTatsuo氏のご指摘を受けて、VRM4における目線誘導技術について、数回に分けて論じてみようかと思います。
できるならば運転台カメラの視点からでも十分に見えるように、そこに作られる物件の方向とか距離、高さとか角度、あるいは視界を塞ぐ遮蔽物の除去などに工夫をしていただき・・・

上引用は、Tatsuo氏からの「VRMレイアウトが、見る側の『見る技術』に依存してしまう」問題に対する解法の提案となっています。ご本人にそこまでの意図はないと思いますが、有り体に言えば「『運転台視点』からの光景が最も良くなるように最適化することをもって、VRMレイアウト作りの常道としましょう」とも受け取れる内容です。
Tatsuo氏ご自身がそれを日々実践され、興味深い作例を数多く公開されておられる実績がありますから、説得力のあるお話ですが、無論、そんなことをすべてのVRMユーザーに強制することは出来ませんし、Tatsuo氏もそんなことは希望しておられないでしょう。
氏の手になる『運転台視点』は、ここで問題となっている「VRMレイアウトが、見る側の『見る技術』に依存してしまう」に対する特殊解の1つであって、唯一解ではありません。そもそも、唯一解を求めるのは、VRM本来の自由度を損なう本末転倒な議論でもあります。

一方で、VRMレイアウトとしては名作ながら、見る側の『見る技術』への配慮が欠けるがゆえに、レイアウト作品としての評価が低いケースがあることも事実でしょう。
これは裏返せば、VRMレイアウトとしては駄作であるにもかかわらず、『見せる技術』に注力しているがゆえに、実力以上の過大な評価を受けている作品もある、ということです。他ならならぬボクなんかがその代表ですが。駄目じゃん。であるがゆえに、ボクはVRMにおける目線誘導技術に関しては、いささか読者諸兄よりも一日の長があるものと自負しております。するなよ、そんな中途半端な自負。

レイアウトコンテスト2005にて、VRM4スクリプト部門賞をいただいた拙作「お召しトワイライト」は、一見してトワイライト+お召し列車という突飛な題材(でもなんでもないことはjrkwansai氏とのネタ被りで証明済みですが・笑)や、ターンテーブルを使った編成方転の自動化に目がいきがちだと思うのですが、ボクの内部においては、まさにここで論じようとする「目線誘導」が最大のテーマだったんです、本当なんです、信じてください、嘘臭いですか、そうですか、いつものことです、気にしません。
真面目な話をすると、VRM4における自動運転というものは、レイアウト作品を作っている本人にとっては面白いものですが、それを見せられる側、特に「どうやってその自動運転が実現されているか」に興味を持たない方にとっては、単なる間延びした見世物でしかない場合もあります。
拙作「お召しトワイライト」では、編成方転に絶対的に要する時間(連結・解放には徐行が必須なので、どうしても時間がかかってしまう)を如何に間延びさせないか、に随分と頭をひねりました。その結果、かのレイアウト製作を通じて新たな「目線誘導」の技も生まれたワケです。

そこらへんに焦点を合わせて、いろいろ書いてみようかと。さすればTatsuo氏のご指摘に対する一般解・・・には辿り付けずとも、少なくとも特殊解のバリエーションを増やすことは出来るのではないか、と、まぁ、そんな酔狂です。
なお、作者の意図通りに動かす、という意味において、目線誘導にはスクリプトが必須になります(なのでこの記事もカテゴリはVRMスクリプト禅問答です)。スクリプト、と聞いただけでもう思考拒否を起こしている方がおられるかも知れませんが、気まぐれでいくつかスクリプトウィザード用のスクロールをくれてやろう(ぉぃ)かとも思いますので、お楽しみに。

つづく
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2005/12/13  12:42

投稿者:ghost
「過大な評価」云々は、心にもない謙遜ですからスルーの方向で(ぉぃ)。

> この連載自体も『見せる技術』の伝授を狙ってはじめたものですよね?

いえ。
「ボクちゃん、スクロール作れちゃうぞー」って言いたいだけだったり、切腹。

2005/12/13  0:22

投稿者:45-50s
>VRMレイアウトとしては駄作であるにもかかわらず、『見せる技術』に注力しているがゆえに、実力以上の過大な評価を受けている

それはぶっちゃけ、しおじさんにも啓明さんにも当てはまることだと思いますよ。それどころかネットVRM界で高い評価を得ている方ほど『見せる技術』に長けているものです。
つまり『見せる技術』も含めて実力と考えるべきではないでしょうか。
だって実際、この連載自体も『見せる技術』の伝授を狙ってはじめたものですよね?

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