2005/12/21

VRM4における目線誘導技術(4)  VRMスクリプト禅問答
一昨日にリリースしたスクロールの使い方に関する補足を少々。「何なんだよ、コレ?」と思った方は、ボクが想像しているよりもきっとたくさんおられるのです、きっと、切腹。

このシリーズのタイトルにも含まれているので今更ではありますが、このスクロールは「目線誘導」に使います。すなわち、レイアウトの見せ場を、見る側ではなく作った側の都合で、思うように見せたい、そういう場合に使います。たとえば<図1>のようなレイアウトを作ったとします。

クリックすると元のサイズで表示します
<図1>

ここで、黄色のアイコンで示した列車の走行を、その前方から見ると丁度いい感じにレイアウトが出来ていると仮定してみてください。こういうケース(・・・あるんだろうか?)こそ「カメラ列車」による目線誘導の出番です。

クリックすると元のサイズで表示します
<図2>

とりあえず、<図2>のようにします。
赤い線路とアイコンがカメラ列車です。レールの高さはスクロール同梱のドキュメントにも書きましたが、地面に対して-32〜40mmくらい埋めておきます。図中、緑と水色の四角で示しているセンサーも同じ高さに設定するのをお忘れなく。
そして、スクロールを組み込みます。まずは編成ベースキットをカメラ列車となる編成へ。ここではカメラ列車の動きに対して後方に見せたい黄色の列車が来ることになりますから、カメラモードは6番の後方カメラにしておきます。速度は黄色の列車と同じくらいに。
そして、緑のセンサーには始動センサーの、水色のセンサーには終了センサーのスクロールを組み込みます。終了センサー組み込みの際は、視点が移る先として黄色で示した編成を選択します。

さて、これで何が起きるか。

クリックすると元のサイズで表示します
<図3>

黄色の編成が緑のセンサーを踏むと、カメラ列車のマジックが発動します。つまり、視点がカメラ列車の後方カメラに切り替わって<図3>の青でしめしたエリアがレイアウトを見ている人の視界になります。

クリックすると元のサイズで表示します
<図4>

視点が切り替わっても、黄色の編成は走りつづけます。赤のカメラ列車の速度が適切であれば<図4>のような位置関係になっていくはずです。<図3>と比較してみると、カメラ列車の視界、すなわち、レイアウトを見ている人の目線の中で、黄色の編成=レイアウト作者であるあなたが見せたい編成が、その正面をこちらへ向けつつ、左から右へと動いていくのがおわかりいただけるでしょうか。そして、こういうカメラワークは、この技術を使わない限りはあり得ないことも。

クリックすると元のサイズで表示します
<図5>

<図5>のようにカメラ列車が水色のセンサー=終了センサーに至れば視点が黄色の編成に戻ります。この間、レイアウト作者であるあなたは、レイアウトを見る者の目線を誘導したことになりますね。

「いや、別にオレは誰かにレイアウトを見せないから関係ないよ」とあなたは思うかも知れません。が、それは早計です。この仕掛けの面白いところは、このとき実現されるカメラワークに「100%の再現性があること」です。一度、お気に入りのカメラワークを生み出すことに成功すれば、何度でもそれを楽しむことができます。これは、手操作でビュワー上で視点を動かしているだけでは、絶対に不可能であり、カメラ列車最大の利点です。
同時に、これこそが、VRMからの動画作成をライフワーク(?)に据えてしまったghostが、この技術を編み出さざるを得なかった理由でもあるワケです。で、その技術を、1行のスクリプトも書かずとも、あなたにも楽しんでいただけるのが【gws/1.0】目線誘導技術「カメラ列車」なのです。使いませんか、そうですか。

つづく
0

コメントを書く

この記事にはコメントを投稿できません




teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ