2005/12/23

高架区間における橋脚の配置  VRMテンプレート構想
【課題】

こちらのエントリでの45-50s氏のコメントを受けて派生した話題です。

高架区間のテンプレートを作るに際し、2つの問題があります。

・橋脚をテンプレートに含んでしまうと、高架区間の高さが固定されてしまう。
・テンプレートの端(ジョイント部)に橋脚があると、接続する際に隣接する点プレートのそれと干渉してしまう。

伝統的にVRMでは、レール部品のジョイント部に橋脚を配置することで高さを与える、という実装が取られてきました。これはすなわち、橋脚が高架区間の高さと不可分であり、かつ、高架区間にあっては橋脚がレールのジョイント位置に配置される、ということです。
つまり、伝統的なVRMの用法に従う限りにおいて、高架区間テンプレートには橋脚が不可欠であり、かつ、テンプレートのジョイント位置には必ず橋脚があることになります。前者はユーザーが高架区間の高さを決定する自由を奪い、後者は2つのテンプレートのジョイント部それぞれに橋脚が存在することを意味します。

【解決策】

私が何を言うまでもなく、技術的にはこの問題は解決済みです。
VRM4ではレールの高さを、伝統に従って橋脚を配置することでも決定できますが、オプションから直接指定することも可能です。したがって「高架区間テンプレートには橋脚が不可欠」「ジョイント位置には必ず橋脚がある」はVRM3以前の制約です。逆に言うと、VRM3ベースでテンプレート構想を実現しようとすると、この壁にぶつかることになります。

余談ながら、前述したようにVRM4になってレールの高度決定と橋脚配置の自由度が飛躍的に高まりましたが、こちらの拙稿で論じたようなリアルNゲージレイアウト設計における問題は未解決のようです。
想像するに、現在のVRM4レイアウターの仕様は、この問題を技術的に解決することによるメリットと、その実装をおこなうことで生じるであろうパフォーマンスダウン(レール側に今よりも飛躍的に多い高度評価点を設定せねばならず、対橋脚用の角度指定ジョイントも必要となる)を天秤にかけ、メリットの受益者が少ないであろうことから決定されたものと思われますので、この点についてはボクは文句を言うつもりはありません・・・って、言ってるじゃん、切腹。

【回避策】

前述したように、技術的には解決済みなので、後はこれをどう使うか、が問題となります。いろいろ試作を重ねてみた上での、現時点でのボクの見解は以下の通りです。

・高架区間テンプレートは橋脚までを含む。すなわち高架区間の高さは固定(I.MAGiC/TOMIX規格の規定値推奨)する。ただし、これはそれ以外の高さを持つ高架区間テンプレートの存在を否定するものではない。
・一群の高架区間テンプレートには、すくなくともその高架区間を地上へ引き戻す勾配区間を含んでいた方がベターである。
・高架区間テンプレートでは、VRMにおいて伝統的な「橋脚でレール・高架プレートを支える」構成を取るべきではない。それぞれの高さはオプションから直接設定して固定し(もちろん、透明橋脚で一旦持ち上げてから固定しても良い)、橋脚はあくまでも「見た目上の添え物」として扱う。
・高架区間テンプレートにおける橋脚は、ジョイント部、特に隣接するテンプレートとのジョイント部には配置しない。

といったところが妥当なのではないか、と考えています。もちろん、以前にも書いたように、ボクはVRMテンプレート構想においては恣意的なレギュレーションの制定を極力避けたいと考えているので、絶対にこうでなければならない、という性格のものではありません。

【派生課題】

このエントリでは、

・高架区間テンプレートの作り方

を議論します。以下の課題はこの議題に密接に関係します。このエントリで発言される方は、合わせて目を通しておくことをお奨めします。

グループにも高さがある
テンプレートの規格化は必要か
地形をどう扱うか

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