試行錯誤の過程はそれだけでチュートリアル足り得る

2005/5/9 | 投稿者: ghost

VRMovies BBSでのやり取りを読んで既にチェック済みの読者もいるかと思うが、ころすけ氏の気の向くままにVRM日記が文句無しに面白いので、電光石火の即日誉め殺しを加える也。

何が面白いって、永鉄氏がいきなり釣られてしまった打ち上げ花火はもちろんだが、それだけで誉め殺しの栄誉(?)をくれてやるほどVRM侍は甘くはない(いや、そんなことはないですが)。
ころすけ氏の面白さの真骨頂は、わからなかったこと、誤解してしまったことを包み隠さず告白した上で、そこから解法に至った自身の試行錯誤の過程を克明かつユーモラスに読み物として纏め上げている点に尽きる、と拙者は思うので御座る。「第7回:ころすけの・ころすけによる・ころすけのための編成」を例にその面白さを分析してみる也。
冒頭からハイテンションに、
あれ、ころすけは西じゃなくて東に走りたいんだ
こんちくしょうめ!


で始まるこの記事は、表題だけ見るとまるでふざけて書いているようにすら見えるユーモラスな内容である。が、色眼鏡を外して冷静に読んでみると、実は主題が、これまでも繰り返し多くのVRMビギナーを惑わせてきた「何が編成の向きを決定するか」という初心者会議室にも繰り返し登場する定番の問題であることがわかる。
手馴れたユーザーであれば編成を配置したレールの向きがその答えであることはご承知と思うが、存外これを誰かに説明することはなかなか難しい。事実、初心者会議室でも度々この難問に頭を悩ます回答者が現れているし、ころすけ氏自身も、
そこには、こう書かれてありました。
線路の回転原点から展開されます と。

しかし、読んでも分かりませんでした。(きっぱり)


と「きっぱり」断言している。
ころすけ氏が面白いのはここからで、多くのビギナーがこの時点で「誰か教えてー」或いは「VRMなんて難しい!!」と依存/拒絶の両極端な方向に陥るのに対し、「で、今後の為に実験してみた」と軽いノリで試行錯誤を始め、その過程を克明に図版までも添えて記録している点である。実は、かく申す拙者もVRM2を始めて触ったときにまったく同じことをした記憶がある。が、これがコンテンツとして価値があるとはその時点では思わなかった。そして、今となっては自分の中では当たり前のことになってしまい、改めて書く気にすらなれない。しかし、今なお、そういった情報に対するニーズはあるはずなのだ。

VRMが存在し続ける限り、ビギナーもまた存在し続けるのだ。そして、誰もが同じ石に躓き、質問を発すれば「まず過去ログ/FAQを読むべきです」と期待外れの説教を受けたり、「線路の回転原点から展開されます」と答えだけを示されて首を傾げることになる。
ビギナーにとって必要なのは、自分と同じ目線で悩み試行錯誤してくれるチュートリアルではなかろうか。答えだけを示されても身には付かない。ころすけ氏のように、試行錯誤して得た解法だけが、本当の意味でのスキルとなり、その後の発展の基礎となることは疑いない。氏のユーモアたっぷりの文章を拝見し、そのことを改めて痛感した次第。

今後ともころすけ氏には、自身のVRMのスキルアップの過程を克明に記録・公開していただきたいと願う。氏が望むと望まざるとにかかわらず、その道筋は後続のVRMビギナーの良い教科書になるだろう。そして、なによりも、教科書は面白い方がいいに決まっているので御座候。
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