2006/4/12

VRMユーザーはもっと積極的に分業したらいいと思うが、多分無理  電波ゆんゆん
コレの最後に「もう1つ異なる角度から切り込んで、ポジティブな方針を導き出す議論がありえる」と書いたのだが、どうせ誰も理解しないだろう、と承知の上で、それについて書くことにする。

*     *     *

ミスリードになるかも知れないが、イメージしやすいと思うのでスクリプトを例に始めてみよう。
VRMスクリプトがわからない、と主張する人がいっぱいいる。一部の人は理解すべく自力奮闘中にて祝着至極、mokoタン天狗亭クン、ファイトッ!!
また、一部の人は、わからないなりに挑戦して壁にぶつかり、突破口を得るべくVRMスクリプト会議室にバグ入りのスクリプトを晒す。これについては、救い難く暇で酔狂なボクちゃんが当面は全力でバックアップするので、バンバン書いちゃってもらって結構。
さらに一部の人は、わかりにくいVRMスクリプトがけしからん、と苦情を言う。こういう風に変えて欲しいと言う人は前向き、ワケわかんないからVRM4なんかいらないと放言する人は後向きだが、まぁ、本質的には同じだ。

あれ、なんか飛んだぞ!?


前段であげた「自力で努力する人」「とりあえず挑戦して助力を請う人」「文句を言う人」は、まぁ、有り体に言えばVRMスクリプトマスターであるボクちゃん(って自分で言うなよ)から見た距離の順に並べてみたワケだ。別にボクに近い方がいいってワケじゃない。ある意味、ボクに近いってのは、最悪の罵倒語であるかも知れないし。

それはさておき、飛んだってのは「とりあえず挑戦して助力を請う人」と「文句を言う人」の間に、当然あって然るべき層がありそうなものなのに、VRM4リリースから1年半にもなろうとする今日においても未だお目にかからないのは摩訶不思議、というお話。
「あって然るべき層」ってのは、要するに「こうしたいんだけどスクリプト書いてくれ」あるいは「こんなスクロールが要るから作ってくれ」って人。自分では理解できないかも知れないけど、とりあえずVRMはやってみたいから、誰かやってよ、と言う人に出会わないのはなんでだろー、と不思議に思っている。スクリプトウィザードって、本来そのためにあるはずなんだけど。

これはスクリプトに限った話ではなくて。
流石にVRMレイアウト自体は自分で作らないと意味ないとは思うんだが・・・いや、それすらも、とりあえず格好いいCG列車が見たいだけの人にはニーズがあるかも。ボクやfox氏の動画はVRM未購入の人のそういうニーズに応じているという言い方も出来るワケだし・・・地形や背景のテクスチャであるとか、編成用の画像・音声のリソース作りであるとか、動画化やVRM系Web/blogの運営ってのは、VRMレイアウト作りとはまったく次元の異なるスキルが要求される作業なので、そもそもすべてのVRMユーザーがそれに挑戦するっていうのは極めて奇妙な構図に、ボクには思える。

「そういうオマエは全部やってるじゃん!」と言いたくなる御仁もおられようかと思うが、こう言ってはなんだが、読者諸兄とボクとでは年季が違う。ボクちゃんはWindowsなんてのがこの世に現れる遥か以前から、現在のそれと比較して格段に無愛想なコンピュータとお付き合いしてきたのだから、読者諸兄とはスタート地点がまったく異なる点をご理解いただきたい。。
ボクが諸君に比べて優れている、と言いたいのではない。有り体に言えば、ボクは同じ世代のマニアックな人たちの中では、決して威張れるような存在ではない。同じ職場に似たような来歴の、でもボクなんかでは足元にも及ばない、ブッ飛んだ神様がいたりする。強いて言えば、ボクの特殊なところは、このことをメタ認知して語れることだけ。
諸兄もボクと同じだけ、つまり、20年以上根気よくコンピュータと付き合えば、否応なく大なり小なりボクみたいになる。これはもう、単に費やした時間の問題であって、優劣善悪は無関係。そんなボクですら、未だに音声リソース作りには手を出していない、収拾つかなくなるのが目に見えているので。ましてや、VRMするべく初めてPCを触った人がなんでもかんでも自分でやろうなんてのは、Windowsがコンピューティングの敷居を下げたとは言え、いくらなんでも無茶な話。

「クレクレくん」なんて言葉が出来るくらいだから、ボクが想像する以上に、VRMユーザー諸兄にあっては「こういうのを作ってくれ」と誰かに頼むことは、人前での失禁や脱糞に等しい恥ずべき行為として認知されているのかも知れないが、敢えて言おう。いいじゃん、別に「くれくれ君」でも。
っつーか、I.MAGiCに対しては、常に「車両くれくれ君」がいるのに、どうしてユーザー間ではそれが生じないのだろうか。いや、むしろ、商売でやってるI.MAGiCの中の人に対して、それが本当に商売上の利益になるかわからないのに「あーしろ、こーしろ」と言う方が奇怪な行為であり、趣味でやってるユーザー間で「あーしろ、こーしろ」言い合う方がマトモぢゃないか、とボクちゃんは思うワケですよ。言うのも勝手、応じるのも勝手、断るのも無視するのも勝手なんだし。

逆に、スクリプトなりテクスチャなりリソースなりを作るスキルを有した人間が、かならずしもそのスキルを活かせるアイデアをも有しているとは限らない。いや、むしろ、スキルがあるがゆえにアイデアに乏しい場合だってあり得る。
前述の「職場の神様」だが、神の如くあらゆるコンピュータを使いこなすが、肝心の「何に使うか」は決して誉められたものではなかったりする。ボスに「客のニーズが第一!技術に溺れるな!」なんて、よく窘められてるしさ。逆にボクは、神様ほどのスキルはないけれども、その分、何がお客さんの利益になることなのか、それを技術でどう実現できるか、が見える位置にいるから、神様に「これがウケるよ!」と助言できる。すると神様がそれを叶えてくれる。これは、神様の手柄でもボクの手柄でもなくて、ボクらのチームの手柄なのであって、それを認め合っているから、ボクと神様はいいコンビだしお互いに敬意を払えるのね。
VRMスクリプトを例に話を引き戻すと、ボクにはVRMスクリプトがその設計レベルまで理解できてしまうがゆえに、どうしても発想が「出来るからやる」になる。前述の神様と同じ構図。VRMユーザーがそれを欲しているか、ではなく、純粋に技術的な興味からスクロールを書く。
そして、そんなボクにとっては、ときにVRMスクリプト会議室における無謀とも取れる試みは新鮮ですらある。ボクは何もVRMやI.MAGiCを助けるべく、諸兄の質問に答えているワケではない。面白いからやっているのだ。そこには、絶対にボクには思いつかないアイデアが埋もれていたりする。そんなボクらは、いいコンビを組めると思う。テクスチャ然り、リソース然り。

で、ここでエントリタイトルの「分業」に戻るんだけども、VRMは独力で制覇するのが困難なソフトなんだから、お互いにもっと得手不得手を補い合うっつーか、有り体に言うと、他のユーザーのパワーを利用していいんじゃねーの、と思うワケよ。ボク、やってるでしょ、動画でずっと。古くはこてつ氏の「無理矢理ストラクチャ」に学び、啓明氏のテクスチャや、moko氏の編成ファイルを自作に組み込んだり
他人の事跡を踏み台とすれば、その分だけ自分の本当にやりたいことに注力できるし、何より楽。先月までやってた誉め殺しも原理は同じ。他のユーザーの事跡を足がかりに自分の言いたいことを言ってただけだし。
もちろん、本当に自分で制覇したいことについては黙々と修行すりゃいい。スクリプトや画像リソースについては、本気でスキルを身につけたいなら、ボクに弟子入りでもしてみれば?

確かに、無自覚な「くれくれクン」は恥ずかしい。
しかし、自分では出来もしないことを望みつつ、他人に助力を求めることも出来ず、マニュアルすら精読せず、道具の文句だけは一丁前で、それでも自分は独力で何でも出来る人間であるかのように他人から見られたいと渇望し、相応の修行も積んでないくせに、インスタントに成果だけを得ようとする人ってのは、同じくらい、いや、それ以上に恥ずかしいです、ボクちゃんから見ると。
「だから黙ってろ!」じゃないです、念のため。そういう人を見ると、ボクは痛々しく感じると同時に、その熱意がもったいないと思います。VRMどうこう以前に、エネルギーの使い方を間違ってるよ、と言いたい。なによりも、あなた自身のために。

っつー独り言でした。
「ポジティブな方針」を書くはずがネガティブになった(書いた本人はポジティブだと思っているが、ほとんどの人はこのエントリをネガティブに読むだろう=エントリタイトルの「多分無理」、の意)。諸兄がポジティブに読めるようなヤツは後日改めて。まぁ、誰も最後まで読まないだろうし、最後に至った頃には最初の半分くらいを忘れてるだろーけど。
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