2006/4/26

やれやれ  電波ゆんゆん
ここしばらくのネットVRM界隈をウォッチしていて、ちょっと気になることがあるのでそれについて書きます。特に誰がどーこーという話ではないので「クリリンのことかー!!」的な反応をしないように。っつーか、半分くらいは自戒を込めているので。

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気になっているのはVRMの異常な動作全般に関する扱い。

この時点で「異常な動作」=「バグ」という短絡的な解釈をしないように。そもそも「バグ」という言葉は「虫」が原義であることからわかるように、厳密に定義された語ではなく、スラング=俗語です。仮にバグが「開発側に起因する不具合全般」を総称するとしても、不愉快に聞こえるとは思いますが、ネットVRMユーザーで、ある事象を指して「バグ」であると断言するに足る論拠を展開できる人は、そんなにいません。ボクだって怪しげです。
その怪しげなボクが言うのもアレですが「おまえ、『バグ』って言いたいだけやろ」的な書き方をしている人もチラホラ見かけます。有り体に言えば「よくわかんないけど、自分の思い通りにならないからとりあえず『バグ』って言っとけ、その方が(言っている本人が)格好良く見える(ような気がする)から」って感じでしょうか。有り体に言うと、それは極めて格好悪い勘違いです。

さて。
こういう書き方をすると、きっと「じゃぁ、VRMのバグに文句を言うな、ってことかー!!」と早合点する方がおられると思いますが、それは誤解です。だいたい、VRMの仕様や動作について、一番ごちゃごちゃと講釈を垂れているのは、他ならぬボクのような気もします。ですから、ボクが言いたいのはそういうことではありません。

結論から申し上げますと「うわべだけghostを真似るのはやめてください」というか「なんでghostがVRMの問題点を指摘するのか、その意図を考えてください」といったところです。で、ご理解いただけない方には、今後も[やれやれ]タグをプレゼントすることになります。


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この話にはいくつかの階層があります。

第一に「異常」と言うとき、「異常」というのは「常と異なる」ということですから、まず「常」をわかっていないといけません。「常」と比べて「異なる」から「異常」なんですね。
厳密に言うとVRMの「常」は開発元であるI.MAGiCが策定した仕様、ということになるでしょうが、これは一般に公開されていませんから、我々ユーザーが知り得る「常」は、製品添付のマニュアルの記述ということになります。これと比べて「異なる」から「異常」なんですね。いや、まだこの時点では自分の操作ミスも疑うべきですが。
ところが、明らかにマニュアルに書かれていることを「異常」として取り上げる人がいます。思うのは勝手ですが、それを衆目に示すというのは、極めてアンポンタンな行為です。やめろ、とは言いません。それはあなたの自由です。でも、格好悪い。少なくともボクはそう思います。

第二に、既に前段に出て来てますが、VRM自身の異常な動作なのか、それとも自分の操作が異常だったのか、確かめないまま騒ぐ人がいます。これも格好悪い。これもマニュアルを読んでいなかったり、会議室で質問すれば済む話であることが多いです。
VRM自身の異常であると断言するには、少なくともその事象に再現性がなくてはいけません。つまり、前回異常だと思われた結果を招いたことと同じことをやってみて、同じような異常が起きれば、それはVRM自身の異常である可能性が高まります。
そういう切り分けをする義務がユーザーにあるとは、ボクは思いません。ただ、切り分けをせずに衆目に向かって「VRMにはこんなバグがある」と吹聴する権利もユーザーにはないでしょう。わからないのであれば、まずはわかりそうな人に尋ねるのが先であり、知ったかぶりして晒すのは格好悪いです。

第三に、確かにVRM自身の動作異常であり、自分自身の操作ミスでもないとわかったとして、何を意図してそれを衆目に晒すのか、という話です。
手前味噌ながら、ボクがこの手の話題を書く場合、「その異常をどうやって回避するか」という論考を可能な限り合わせて書くようにしています。つまり、ボクの意図としては読者諸兄が同じ石につまづいたときに、それを楽に避けれるようにしておこう、というのがあります。もちろん、それがすべてではありませんし、回避手段が伴わないケースもあると思います。が、それでも一通り回避方法を探った上で、どうしても回避できないので「こういう問題がおこり得るので注意してね」という意味合いを込めています。
逆に、ボクが格好悪いな、と思うケースは、VRMの異常動作を笑って終わってしまっているような書き方です。無論、書いた方の意図はボクと同じ「他のユーザーへの警告」なのかも知れませんが、「ほら見ろ、だからVRMは駄目なんだ」と言っているようにしか見えないコンテンツをしばしば見かけるのも事実です。その手のネタは、大抵少し頭を捻れば回避方法が見つかったりします。
まぁ、「VRMに駄目出しするのが楽しいのだ、個人的な楽しみに口を出すな」と言われてしまえばそれまでですが、少なくともボクは、格好悪いと思います。VRMをいくら下げてもあなたの評価は少しも上がりませんし、むしろバカっぽいです。そして、あなたがソレを楽しむことが勝手ならば、ボクがそのバカっぽさを晒して楽しむのも勝手です。

で、念のために付け加えておきますが。
少なくともボクは、ボクが格好悪いと思うコンテンツがネット上から消えてなくなるべきだとは、まったく思っていません。それはそれで、ネットVRM界隈の未発達な現状を反映した微笑ましいコンテンツだと思っています。だから、ピックアップしています。
また、少なくともボクは、コンテンツを格好悪いと思うことはあっても、それを書いた人が格好悪い人であると断定はしません。それは単なるレッテルにしかなりませんし、そもそもボク自身が誰よりもたくさんおかしなことを書いていますから。そして、ボクは、何も書かない人よりは、おかしなことを書く人の方が好きです。
とは言え、とにかく数を書けばいいのだ、人よりも先に「バグだ」と言ったモン勝ち的な、有り体に言えば「VRMの粗探しをして目立ちたい」と思っているようにしか見えない(本当にそう思っているかどうかはさておき)人は、やっぱり格好悪いと思います。
意識的に「ネタ」扱いするのは、それはそれでネットVRM界隈の良い潤滑剤だと思ってます。ただ、これは想像する以上に高難度な「芸」であり、よくよく考えてやりましょうね。でないと、やっぱり格好悪い。

と、誰よりも格好悪いボクが自戒の意味を込めて書き記しておきます。
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